インフルワクチン、打つ?打たない?
広島市民病院がおこなっている医療者がんセミナー、
今回はがん性疼痛がテーマです。
10月15日(木)18時から 広島市民病院10階講堂
広島市立広島市民病院拠点病院
「医療者がん研修会(がんセミナー)」
Pain Management
―がん性疼痛を中心に―
講師:近畿大学医学部附属病院緩和ケア室准教授 原 聡
医療関係者のための研修会です。
医療関係のみなさま、ぜひ御参加ください。
写真は かるが浜。
人工砂浜で、海岸はきれいに整備されています。
★新型インフルエンザH1N1情報
季節性インフルエンザワクチンを接種すると、新型インフルにかかりにくいか、どうか?
この設問に対し、2つの逆な回答が出ています。
1:カナダ マニトバ州では医療従事者への季節性ワクチン接種をストップしています。
季節性ワクチンを接種すると、新型インフルエンザにかかる率が倍になる、という結果が出たためです。
http://www.canada.com/health/Health+care+workers+dropped+from+Manitoba+seasonal+vaccine+list/2071741/story.html
カナダでは他の多くの州でも、65歳以上と長期入所者に限り季節性ワクチン接種をおこなっており、他の人への接種はストップしています。
この情報は以下のサイトに紹介されています(10月7日付け)。
http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/7830d39fa91c493eb1571b09e00435f6
2:メキシコでの調査では
季節性ワクチンを接種すると新型インフルを80%予防できる、としています。
季節性ワクチンを接種した人では新型インフルでの死亡が少なかった、と。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2650355/4728901
つまり、季節性ワクチンをうつべきかどうか、カナダとメキシコでは正反対の調査結果となっています。
現時点ではメキシコの調査は症例数が少なく、カナダのほうが信頼性が高いように思いますが、最終結論はまだ出せません。
今年は季節性ワクチンの生産量が少なく、希望者全員に行き渡らない可能性も高いのですが、接種希望がかなわなくても悲観はしなくてよいのかもしれません。
ワクチン欲しいワクチン欲しいと探し回るのではなく、なければないでいいや、というくらいのスタンスでよいのかもしれません。
輸入ワクチンは国産と製造方法が違いますので、副作用もまだよくわかっていません。無理して輸入ワクチンを受ける必要もないかもしれません。
で、結局どうすればいいのでしょうか?
当院では、季節性ワクチンも新型ワクチンも両方おすすめしています。
季節性ワクチンが入手できなかった人については、過度に心配する必要はありません。
ワクチンを求めて医療機関に電話をかけまくったりする必要もありませんし、そういうことはやめて下さいね、事務が手を取られて受付が混雑しますので。
うがい手洗い咳エチケットをしっかり実行しましょう。
バランスよい食事、十分な休養・睡眠をとりましょう。
不必要な人混みへの外出はひかえましょう。
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