小児用肺炎球菌ワクチン認可
ワクチン情報3:
肺炎でもっとも多い原因菌である肺炎球菌、これにはワクチンがあります。
子供では肺炎のほかに脳炎、髄膜炎など重症になるおそれがあり、
世界では広くワクチンが使用されてきました。
しかし日本ではこれまで認可されていませんでした。
このたび10月16日に認可されました。
小児用肺炎球菌ワクチン、商品名は プレベナー(R) です。
http://www.news2u.net/releases/58297
世界で98カ国目と販売会社HPには書かれています。
定期接種に組み込んでいる国も40カ国あるそうです。
日本はなんと98番目ですよ、ワクチン後進国ということが よくわかる数字です。
ワクチン行政は変えていかないといけません。
そして政権交代がおこなわれた今、一気に変わりつつあります。
小児では 乳幼児へのヒブワクチン(Hib)の接種もおすすめです。
2008年12月に認可されたばかりです。
各種の小児向けワクチンについては小児科医院で御相談ください。
写真は、ワクチンを受けたあと、
ごほうびのおやつを前にして、「待て」 のジャムくん。
え、待てなの?
★新型インフルエンザ情報
厚生労働省、1歳から小学校低学年への接種前倒しを要請。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091106-00000119-mai-soci
Yahooニュース 11月6日21時6分配信 毎日新聞
厚生労働省は6日、新型インフルエンザワクチンの1歳~小学校低学年への接種時期について、可能なら半月~1カ月前倒しして今月中旬とするよう都道府県に要請した。小児に重症者が多いためで、保健所などを活用した集団接種実施の検討も求めた。自治体側には接種開始直前の要請に戸惑いも広がっている。
新型インフルエンザワクチンの国からの第3回出荷が昨日開始されました。
広島へのワクチン到着まだですが、東京ではすでに届いた医療機関もあるそうです。
東京都では、準備ができ次第、小児への接種開始しましょう、という話が水面下で
すすんでおり、11月9日開始で検討されているそうです。
(医師限定ML内での情報提供による。未確認)
愛知県では、担当者が到底無理と答えた、とこのニュースでは報道されています。
さて、広島県ではどうでしょうか?
広島県では、この第3回配布分については
「最優先グループの中でも とくに小児(1歳から小学3年生)を優先」と規定し、
その数量だけの予約を10月30日までに出すようになっていました。
ですから「小児接種の前倒し」は可能です。
11月16日開始という線は動かないと思いますが。
(国から県に届いたワクチンを医療機関に配送する日数が必要なため)。
広島県のワクチン担当者、国に言われるまでもなく状況を適切に判断しています。
なかなかやりますね、すばらしい。
ワクチン接種開始まで、あと少しです。もうしばらくお待ちください
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