心に残る出会い6 おいの方ががんばったYさん
おいの方ががんばったYさん
Yさんは83歳。
18歳のとき事故で両下肢切断となっていました。
昔のことですから、障害者が車いすで外を出歩くとか就職するとかいう世界ではありません。
それ以後じっと家の中で生活するしかありませんでした。
両親の死後は兄弟の家を転々としましたが、その兄弟も亡くなり、
おいの方がお世話をされていました。
脳梗塞をおこすなどして、次第に車いすでの外来通院もむつかしくなり、
在宅治療を希望されて当院に依頼がありました。
おいの方は、非常にきちょうめんな方で、
医師、看護師、介護ヘルパー等から指導を受けたら
きっちり指導どおりこなしておられました。
ですから、十年以上も寝たきりなのに、じょくそうなど全くありません。
関節が固まって動かない場所、というのも 一つもありませんでした。
入浴とテレビが好きなYさん、
安定した日々がしばらく続いていましたが、
ある夜、突然ケイレンをおこしました。
緊急で夜間往診しましたが、こういう時は脳の異常が疑われます。
救急車で入院されましたが、出血性梗塞でした。
出血性梗塞というのは、小渕総理大臣が亡くなられた病気です。
現在の医療では、救命することは とても難しい状況です。
およそ3週間後に、Yさんは亡くなられました。
両親、兄弟、子どもといった関係でも、ここまで献身的にはできないだろう、
と思うほどの見事な介護でした。
じつに立派なおいの方でした。
こんな方には はじめてお会いしたように思います。
ビバーチャでダルビッシュと勝負。
11月3日の平和マラソンで右足を痛め、1ヶ月間 運動を控えていました。
ようやく軽い運動再開です。
バッティングセンターは、ちょっとしたストレス解消にはいいですよ。
本当はソフトボールを打ちたいのだけれど。
寒い冬のバッティングセンターは屋内に限りますね。
★新型インフルエンザH1N1情報
大きな動きはありません。
コメントを残す