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成人喘息の治療目標

2010年02月19日 , 

花粉症と喘息を同時に持っている人も多くなっています。
この時期、コントロールが悪化する人も多いですね。

本日のお勉強
成人喘息治療のエンドポイント
アレルギー(日本アレルギー学会誌)2009年7号
埼玉医科大学 永田真 先生ほか
要点
喘息予防・管理ガイドラインにおける喘息治療目標は
1:健常人と変わらない日常生活が送れること
2:正常に近い肺機能を維持すること
3:夜間や早朝の咳や呼吸困難がなく十分な夜間睡眠が可能なこと
4:喘息発作がおこらないこと
5:喘息死の回避
6:治療薬による副作用がないこと
7:非可逆的な気道モデリングへの進展を防ぐこと

大きな発作で夜間受診や点滴を受けるほどではないから
「まあ、このくらいの発作ならいいか」、
ということではない、ということを御理解ください。
喘息の小さい発作は1回ならば肺機能はもとに戻るのですが
発作を繰り返し起こしていると
7番の項目が問題になってきます。

7番の意味は、
発作を繰り返していると次第に肺機能が障害されて もとに戻らない体になる、
ということです。
つまり高齢者になって息苦しい生活を送るようになる、薬も効かない。
それを防ぐには若い時からちゃんとコントロールが必要だ、
ということなのです。

喘息は専門医に相談しましょう。
新しい喘息治療薬が2つ出てきていますよ。
これまでの薬との使い分け、なかなか面白いものがあります。
専門家の腕の見せどころ、です。

胡町さかい の 白子ポン酢。
多くの店にもある定番メニューですが、さかいの白子は大きくてもっちりです。
2010020219160000sirakoponzu.jpg
★新型インフルエンザH1N1情報
インフルワクチン一本化か=WHO推奨受け-厚労省
2月19日0時35分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100219-00000004-jij-soci

今年は新型インフルエンザと季節性インフルエンザのワクチンは別物でしたが、
どうせ接種するなら1本に合わせてしまえ、
という発想は ごく自然なアイデアです。
少なくとも2年後のシーズンにはそうなるだろう、と思っていますが、
早ければ来シーズンからそうなるかも、というニュースです。

Aソ連型ワクチンのかわりに
2009A/H1N1(今回の新型インフルエンザ)ワクチンを
作ることにするのであれば、
製造能力のことも問題になりません。
今のところAソ連型は新型に駆逐されたようで、流行をおこしてきません。
今回ニュースのようにすべきでしょうね。

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