子宮頸がん予防ワクチンの公費助成を推進する署名募集
ようやく日本で認可された子宮頸がんワクチンですが、
任意接種=自費=であり、非常に高額です。
署名運動がはじまっていますので、引用して御紹介します。
子宮頸がん予防ワクチンの公費助成を推進する署名運動について、
ご協力をお願いします。
子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)感染を原因とする癌であり、
日本でも毎年約1万5千人の方が発症し、
約3千500人の方がお亡くなりになっています。
HPVは、すべての女性の約80%が一生に一度は感染し、
多くの場合性交渉によって感染するため、
性行動のあるすべての女性が子宮頸がんになる可能性を持っています。
近年、子宮頸がん予防HPVワクチンが開発され、
ワクチン接種によりウイルス感染を予防し、
将来的な子宮頸がんの発症数を減らすことが期待されるようになりました。
このHPVワクチンが本邦でもようやく承認されたところですが、
現時点では任意接種であり、
3回の接種に合計で約5万円前後の費用が必要となります。
より多くの女性での接種が可能となるように、
諸外国では国のワクチン政策に組み入れることが推奨されており、
ほとんどの先進国では、
接種が推奨される11~14歳の女児の接種費用に対し
公費助成がなされています。
本運動は、
我が国においてもより多くの日本女性の健康を守るために、
子宮頸がん予防HPVワクチンの公費助成による負担軽減を求めるものです。
去る3月2日(火)、
「子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成推進実行委員会」が
発足しました。
共同代表は、女優の仁科亜季子さんと、国立がんセンター中央病院土屋了介院長
です。
子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成推進実行委員会
http://hpv.umin.jp/contents04.html
当院でも子宮頸がん予防ワクチンの接種に対応しています。
御希望の方は、御相談ください。
それにしても、
12歳前後の全女性に公費でワクチンを接種する、
というのが世界の流れです。
癌を防げることがわかっているのです。
日本もそうあるべきでしょう。
日本のワクチン行政は また世界に遅れをとってしまうのでしょうか。
いえ、世界の先端を目指さねばならないと思います。
マスコミも、国民の癌予防に、世論を盛り上げて欲しいと思います。
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