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糖尿病の新しい薬

2011年03月23日  

震災では、いろいろな工場も被災しています。
まだ報道されていませんが
がん領域、緩和ケア領域で大切な薬も欠品になる可能性があるようです。

みんなが少しずつの処方にすれば、4月末と予想される在庫切れまでには
再出荷が何とか間に合う可能性があるそうです。
ですから、当院では当分の間 長期処方はおこなわないこととしますので
御協力をよろしくお願い申し上げます。

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今回は終わりましたが、被災地が復興していくのを助けるためには
現地の産品をみんなで購入してあげる、ということも大切なことになります。
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★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

3月9日(水)は、広島市中区医師会 学術講演会に出席しました。
講演:糖尿病治療におけるDPP-4阻害薬の位置づけ
講師:東京医科大学 内科学第3講座 小田原雅人 教授
要点
低血糖は生じにくいが、生じやすいのは65歳以上の高齢者。
他の血糖降下剤を使用している場合には、減量してから併用開始。
とくに薬の意義が高いと思われるのは
発症して間もない軽症の段階。
単独使用にて糖尿病が治ってしまう可能性も期待できる。
また、1日1回のインスリン注射との相性も非常に良い。

糖尿病については
「病気をコントロールする」
という表現になります。
薬や注射で血糖が正常になったからといって
「病気がなおった」 とは言えないのです。
(=止めれば元通りになってしまう)

ですから、
良好なコントロールが期待できる
というのと
治ることが期待できる
というのは 意味が違います。

治ることが期待できる、というのは、すごいことです。
でも、食事療法・運動療法をしないでよい、というわけではありませんよ。

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