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妊婦は放射線量限界に

2011年04月4日  

昨日は吉島公園に散歩に行きました。
全く咲いていない木から、6分咲きくらいまで。
花見宴会しているグループ、たくさんありました。
ポカポカ陽気の中を花見散歩していると
日本って、いい国だなあ、幸せだなあ、と思いました。

福島原発事故について
正しい医学的情報を知っていただこう、
ということで 東京大学放射線科 中川先生たちが中心となって
情報発信を続けておられます。(ブログも開設されました)
ちょっと専門的な詳しい部分もありますが、
正しい情報を知りたい、という方にはおすすめの情報源です。
http://tnakagawa.exblog.jp/

このなかで
3月22日のブログでは、妊婦も心配ない線量、とされていましたが
4月2日のブログでは飯舘村について以下のようになっています。
***引用はじめ
しかし、妊婦の方に対しては、万が一のことを考え、政府や関係機関が対策を検討すべき観測量に達していると思います。
***引用終わり

表現は非常に慎重な書き方ですが、
要は妊婦の避難勧告を出した方がよい、ということだと認識しました。
放射線に、妊婦が一番要注意なのです。

今は排水系についての報道が続いていますが、
まだまだ大気中にも放射性物質の放出が続いています。
1都5県で平常値超え=福島・宮城も、大気中の放射線量
jiji.com (2011/04/03-22:51)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011040300229

原発事故の冷却処理には数ヶ月以上を要する、
というように政府も発表しています。
つまり、まだ当分は放射性物質の放出が続く可能性が高い。

これまで 「今そんなに心配ありませんよ」、と言ってきた放射線医学の専門家が、
「これはそろそろアブナイよ」、
と言い始めたわけですから、
やはり状況は非常にきびしいと考えなければなりません。
避難地域の緩和を、なんていう要望も避難者から出ているようですが、
でも状況はむしろ悪化しています。

福島原発の30km範囲は自主避難、という甘いことではなく、
(強制)避難地域に指定したほうが安全でしょう。
もっと広い範囲、たとえば50kmとかを避難勧告地域に指定して
少なくとも妊婦、子ども、妊娠可能年齢女性は疎開させたほうがよいのではないか、と思います。
もちろん、単に距離で指定するのではなく
行政地区単位(市町単位)で勧告を出していく、ということのほうがよいでしょう。
ただ、それでは地域コミュニティは維持できないでしょうから
全村・全市での全員集団移住を積極的におこなう段階にあるように思います。
逐次撤退、というやり方は一番まずい、と思うのですね。

げに原発事故はおそろしい・・・。

吉島公園の桜
P1140632.JPG
★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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