認知症治療の第2ステージ
カープ、走塁で勝利するとは、うれしいですね。
この調子で走りまくりましょう。
バントやエンドランが少ないので、もっと挑戦してほしいですね。
アルツハイマー認知症の治療薬として
これまではアリセプト1剤しかありませんでしたが、
今年になり新薬が認可され、4種類となりました。
貼り薬もあり、飲み込みが困難な患者さんにも使用できます。
作用機序の違う薬も出てきて、使い分けも必要となってきました。
そこで昨日は勉強会に出席しました。
講演:アルツハイマー型認知症の臨床
~治療の第2ステージを迎えて~
講師:広島大学 宮地隆史 先生
要点:
これまで認知症の有病率は8%程度とされていた。
各地でサンプル調査をおこなったところ
65歳以上の14%、
国内に400万人以上の患者がいると推定されている。
(=思ったより早いペースで患者が増加している)。
糖尿病の人はアルツハイマーに2倍なりやすい。
タバコは5倍。
(ApoE4を持たない人についての比較データ)
漢方としては各種試みられているが
加味温胆湯はアリセプトと併用で効果の増強が期待される。
***
今後、団塊世代が高齢化するのにともない
急増する高齢認知症患者への対策が急がれています。
最近、認知症と生活習慣病に関連がある、ということが明らかになってきました。
認知症患者を増やさないためには、
生活習慣病への介入(高血圧、糖尿病、禁煙)が重要である、
ということになります。
タバコは肺癌になることだけが問題なのではありません。
各種の病気(脳卒中、心筋梗塞、肺気腫など)にもなりますし、
認知症にもなりやすいことが明らかになりました。
認知症患者を支える費用は、自己負担金のほかに
国民が支払う健康保険料・介護保険料と税金でまかなわれます。
認知症が増えれば、私のサイフ・あなたのサイフも痛みますし、
子供たちの世代にツケを回すことにもなります。
喫煙は個人の嗜好の問題、と
片付けるワケにはいかない、ということなんですね。
各種の薬が使用可能です。
物忘れ? 認知症?
ということでお悩みの方は
早めに医療機関で御相談ください。
安芸高田のゆめタウンに行った時にみかけたもの、
呼吸まんじゅう。
これはポスター。許可を得て撮影させていただきました。
呼吸器を専門としている私もネーミングにびっくり。
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。
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