消費税は15%に
消費税増税の論議がおこっています。
でも、
何年も前から、この論議はあります。
消費税増税した政党は次の選挙で負けますから
どの政党もやらないで先送りしてきたのです。
少し前には、自民と民主の「大連立」なんていう話が出ましたが
自分たちの政権では消費税増税はしたくない、
でも国の将来を考えれば増税するしかない、
ということなのです。
少し前、内閣府の審議官の方の講演を聴く機会がありました。
私が話をする講演の、一つ前の講演だったのです。
記憶を頼りにまとめると
日本の国債発行額は世界で類をみない異常な額であり、
世界がそろそろ日本を見捨てつつある。
ギリシャの財政危機が問題になっているが
このままでは日本も国際的な管理下におかれる可能性がある。
国債発行を擁護する意見・根拠として
「日本人は貯蓄をする国民性があり、
貯蓄額は国債発行額より多いので心配いらない、
国内だけで解決できる問題だ」、
と主張される人がいますが、
あと2年または3年で貯蓄総額より国債発行額が多くなる。
彼らの発言の根拠はなくなる。
上げ潮派などと言われる楽観論者もいますが、
これだけ国債を発行してきても上げ潮になっていないし
今後、上げ潮になる状況にもない。
何しろ毎年の国家予算のかなりの部分を
国債の借金(利息)返済が占めている。
増税し、その金で国債の元本そのものを返済し
借金体質を解消する道筋をつけなければ破たんする。
最低でも消費税10%に上げるしかない。
***
諸外国では消費税は20%程度の国はたくさんあります。
講演のあと、フロアで聞いてみました。
消費税は10%ではじつはまだ不足で、15%は必要でしょう、
という御意見でした。
私も、そのとおりだと思います。
それと同時に
企業の減税策をすすめて、企業が国外に出るのを止めないと
雇用や国内景気は良くならないと思います。
中国では人件費はどんどん高くなってきており、
企業(製造業)が中国に出ていくのは
もうそろそろ終わりにすべきだと思うんですけどねえ。
ラーメン千番、前の店は、今は更地になっています。
移転したのだそうです。
これは前の店での写真。
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