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肺炎で急死・・・ワクチンを

2011年12月7日  

当ブログで、
肺炎のなかでも肺炎球菌による肺炎では急死があること、
肺炎球菌にはワクチンがあること、を
繰り返しお知らせしています。

公明党の冬柴元国交相が死去 というニュース。
中国新聞本紙(ネットではない)の報道によれば
5日朝に体調を崩し入院、午後8時に亡くなられています。
およそ半日の経過です。
死因は肺炎だそうです。
次の衆議院選挙に立候補を決めたばかりだったそうで、
75歳でもまだまだお元気だったようなのですが。

元気な高齢者がこれだけ急に死亡する肺炎とすれば
1:肺炎球菌肺炎
2:大量の誤嚥による重い誤嚥性肺炎
3:ウィルス性肺炎
4:肺炎に引き続き心不全等をおこした
あたりを考えます。
肺炎と公表されましたが、さすがに原因菌までは発表されません。

肺炎球菌は、細菌性肺炎で最も多い原因菌です。
あっという間に悪化する、という経過をたどるのは
肺炎球菌肺炎では珍しいことではありません。
入院して数時間後には人工呼吸器につなぐほど悪化する、
ということを呼吸器内科医はしばしば経験する肺炎です。
しかも悪いことに、抗生物質の効かない肺炎球菌の比率が年々高くなっています。
「多剤耐性肺炎球菌」が増えているのです。

西岡参議院議長や冬柴氏など、
本人も周囲も まだまだこれから活躍するぞ、と思っていても
肺炎になれば命が奪われていきます。

他の肺炎と違い、
肺炎球菌にはワクチンがあります。
西岡議長や冬柴氏がワクチンを知っていたか、受けていたか、は
わかりません。
ワクチンを受けていれば、肺炎も軽くすんでいたかもしれません。
65歳を目安に、ぜひワクチンを受けましょう。
ワクチン御希望の方は当院で御相談ください、予約制です。
そして
ぜひ公費負担でワクチンが接種できるようにしていきましょう。

そごう波奈 ふく刺
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★インフルエンザ情報
三原小学校で学級閉鎖。B型のようです。
三原市では11月の別な小学校学級閉鎖もB型でした。

肺炎予防推進プロジェクト

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