徳永進先生の講演会
昨日は、安芸高田市で開催された徳永進先生の講演会に参加してきました。
在宅緩和ケア講演会「温かい死が生まれる」
日本人は考えることをしなくなっている。
どう生きたいのか、どう死にたいのか。
それは一人ひとりちがう。
それを自分で考えることが大切だ。
在宅も選択肢の一つになる。
在宅には不思議な力があり、よい結果になることが多い。
最期まで食べられることも多く、痛みも軽くなることが多い。
「生活臨床」と呼んでいる。
死を目前にすると「あれがしたい、これがしたい」と
希望が出てくることがある。
その希望というのは
生まれ育った家の窓から庭が見たい、とか
もう一度 自宅の前の道を歩きたい、とか
地元の海(あるいは山)が見たい、とか
特別な事ではなく、日常生活の一部だったほんのささいなこと。
在宅だと その希望はかなえられる。
病院だと
7号室の胃がんの○○さん、
という扱いになってしまうが、
家に戻れば 父親だったり おじいさんだったり、
家庭や地域で役割のある ひとりの人間として生活できる。
残された家族にとっても
死別の悲嘆から立ち直るのが早い。
笑顔のある、幸せなお別れが出来ることが多い。
在宅で最期まで過ごせる、そういう地域を作ることが大切だ。
***
専門用語が出てくることはなく、
誰にでもわかりやすい講演でした。
会場で著書を一冊購入し、サインしていただきました。
今回わざわざ安芸高田市まで聞きに行ったのには
理由があります。
来年2月に、東広島市で当方がシンポジストをつとめるシンポジウムがあるのですが、
その前に徳永先生の講演があるのです。
どんなお話をされるのか、
どうしても知っておきたかったのです。
2月の講演会・シンポジウムについてはチラシ作製中。
公表してよい時期が来ましたら お知らせします。
センター街まつの屋 かきフライ
どこの店に行っても頼んでしまうメニューです
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