降圧薬による余命の延長,初めて証明
2012年01月5日 :本日のお勉強
寒いですね。
中区では積雪はありませんが、
橋が凍結しているそうですので
十分注意して通行してください。
さて、
高血圧の薬、本当に効果あるのかいな?
というお話。
これまで、高血圧の薬は
血圧を下げることで脳卒中や心臓病を防ぎ
そのための死亡を減らすことが治療の目的だ、
という説明になっています。
で、
本当に寿命は延びるのか?
という問題にはじつは答えが出ていませんでした。
今回の論文で、たしかに寿命は延びる、ということが
報告されました。
Association Between Chlorthalidone Treatment of Systolic Hypertension and Long-term Survival
(JAMA 2011; 306: 2588-2593)
http://jama.ama-assn.org/content/306/23/2588.short
上記は英語です。
日本語訳を載せているブログがありました。
http://wellfrog4.exblog.jp/17251586/
高血圧というのは、
べつに痛くもかゆくもない病気ですので
「何のために治療をするのか」
を 最初にはっきりさせておかないと
治療を継続することが難しい病気です。
血圧の高い人、
まず減塩、減量、適度な運動、禁煙、
その次に「薬の継続」ですよ。
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