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原発作業者の労災隠し

2012年07月23日  

原発での作業、今年も暑いのでしょうね。
完全防護の服装で作業をしますので
暑く、汗をかきます。
連続して長時間の作業は困難です。
作業員の健康を守りつつ作業をすすめるためには
短時間作業で次々交代していく人海戦術が必要なんですが、
今はどうなんでしょうかね。

東京電力病院が、本業外の資産だとして売却を求められて
「原発作業員の健康管理をおこなっている」
なんて株主総会で答弁していましたが
基本的にはウソです。
自分たちでは対応できないため、かなり早期の段階から
産業医科大学から医師が派遣されて原発作業員の健康管理をおこなっています。
途中からは広島大学などの放射線医学や救急医療の専門家なども加わっています。
東電病院の医師が原発震災の現場で貢献したという話はありません。

ところで
作業員の放射線ひばく線量を記録する装置に
鉛のカバーをつけさせて
ひばく線量が少なく計測されるよう偽装しようと
東電下請け会社が作業員に強要したというニュースです。

東日本大震災500日 福島第1 線量計に鉛カバー 被曝隠し、作業員に強要
Yahooニュース 産経新聞 7月22日(日)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120722-00000069-san-soci
原発作業員の被曝(ひばく)限度は年間50ミリシーベルトと定められており、遮蔽(しゃへい)効果が高いとされる鉛で被曝線量を低く偽装しようとしたとみられる。厚生労働省は労働安全衛生法違反の疑いもあるとみて調査を始め、福島労働局などは同日、第1原発内の関係先を立ち入り検査した。
***

規定の線量を越えてしまうと、
その作業員は放射線を浴びる作業からはずさねばなりません。
ですから、こういった偽装をしようとしたわけです。

明らかな法律違反であり、
放射線ひばくについての認識の低さも疑われます。
東電は
関連企業、下請け企業などに対し
放射線環境での作業の特殊性や作業手順、
安全確保についての説明・指導を
おこなうべきなのですが
やっているとは思えないニュースですね。

てっぺん
牛ヒレステーキなんていうメニューもあります。
広島牛が入荷している日もあるのですが
この日は広島牛はありませんでした。
客人に広島牛を、と思ったのですが、残念。また次回。
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