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震災から1年を経ての心のケア

2012年09月11日  

9月17日開催の
「自然死」という「大往生」
中村仁一先生公開講演会
ですが、
非常に多くの申込みをいただき、ありがとうございます。
昨日で参加申し込み受付を終了いたします。
大きな部屋を確保したのですが
その定員数に達しましたので
御了承くださいませ。
なお、
当日は自由席です。
遅く来られた方は2階席となりますので
これも御了承ください。

塩野義製薬株式会社は、
医療従事者を対象としたハンドブック
「震災から1 年を経ての心のケア」
を制作しました。
このハンドブックは、東日本大震災から1年余りを経過した現在の被災者の方々に必要な心のケアについてまとめた内容で、
福島県でメンタルケアに携わっておられる福島県立医科大学 丹羽 真一教授と、
阪神・淡路大震災ほか複数の大規模災害での臨床経験が豊富な神戸赤十字病院 村上 典子医師の監修により、
実際の症例や実践的な対処法を紹介しています

東日本大震災の被災地では、被災者の方々の心理的回復が遅れている状態にあります。
特に、自然災害に加え原発事故に起因する被害を抱える福島県では、
いまも約15 万人の方々が避難生活を余儀なくされており、
将来の見通しが立ちにくい状況の中、
ストレスにより心身症や抑うつ症状などを引き起こすケースが見られ、
きめ細かな支援や心のケアが求められています。
当ハンドブックは、
「震災から1年を経た、被災地の精神状況の実態」
「これから起こりうる疾患や症状(人災と自然災害後の心の変化の違い)」
「被災者(県内・県外避難)に必要とされる心のケア(対処法)」
などで構成されています。
県外に避難されている被災者の方々が多いこと、
また、身体症状での受診が医療機関へのファーストコンタクトとなり得ることなどから、
被災地の医師や専門医の方々だけでなく、
全国のかかりつけ医や一般内科医の方々にとっても心得としていただけるように制作していま
す。
(塩野義製薬ホームページから一部引用)
***

塩野義製薬、いいハンドブックを作ってくださったと思います。
当方にも届いています。

このハンドブックによると
2012年2月時点で福島県外にいる避難者は6万2674人。
広島県には307人となっています。
このうち2名の診療を当方が担当していますが
お二人とも癌の方で、
すでに1名は亡くなられました。

現時点では「震災医療」が適用されて
避難者の方の医療費は無料です。
ところが、
原発に非常に近い被災地(指定された市町村)をのぞいて
他の避難者は9月末で震災医療の適用が終了となるのです。

お話を聞いてみたところでは、
家が傾いてしまい、とても住めるような状況ではない、というお話でした。
身寄りもなく、家の修理費もありません。
帰れる見込みも、帰るあてもないそうです。

10月からは医療費負担が発生してきますが、
年金生活であり、暮らしは楽ではありません。
福島県外に避難されている方のなかには こういう方もおられます。

パセーラ6階ミスホア まるごとアスパラと豚肉の揚巻き
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