心に残る出会い50 日野原重明先生
毎月最終日曜日は、心に残る出会いです。
今回で50回目となりました。
50回記念として、日野原重明先生を御紹介しましょう。
日野原重明先生は、先日102歳を迎えられ
今でもお元気にされています。
2011年10月8日のNHKスペシャルで特集がありました。
日野原重明 100歳 いのちのメッセージ
(1時間13分の番組です。以下で視聴できます)
http://vimeo.com/30357803
日野原先生は、広島に縁の深い方です。
日野原先生の父親が広島女学院長をされていたのですね。
そのご縁のためか、広島にはたびたび講演等で訪問されています。
私が聖路加国際病院緩和ケア病棟での緩和ケア研修を受けた時、
日野原先生は96歳になられたところでした。
聖路加病院の理事長という肩書ですが現役の医師であり
毎週 緩和ケア病棟の回診をおこなっておられます。
(すべての患者を診る時間はありませんので
ごく少数だけの回診になりますが。)
日野原先生はかなり早い段階から緩和ケアの重要性を認識し
そのための病棟を設置されるなど活動されてきました。
NHKスペシャルの中で、その思いを語られています。
緩和ケア病棟のスタッフは、回診日は朝からピリピリ緊張モードです。
その患者さんの病状はもちろん、
これまでの経過や家族のこと、社会的背景など
すべてカルテ資料を見ないで即答しないといけませんので。
ベッドの横の椅子に腰かけ、
患者さんや御家族にやさしく話しかける様子というのは
テレビで流れていた、まさにそのままです。
患者さんや御家族に希望が灯るような、そういうお話をされました。
病棟回診が終わってエレベーターホールに向かわれる時、
緩和ケア研修を受けに来ているメンバーで御挨拶し、
広島から研修に来ているのだ、と伝えたところ
大変よろこばれ話がはずみました。
この時は、私と福山医療センターの中川富夫先生が
広島県から派遣され、いっしょに研修を受けていました。
日野原先生といっしょに撮影した写真は、私の宝物です。
私の講演会では、その時の写真を御紹介しています。
そういえばイブニングフォーで当方が取材された番組でも、
その写真は御紹介しましたね。
クリスマス前の時期で、クリスマスの飾りを前にした記念撮影です。
日野原先生がこれからもお元気で活躍を続けられることを
楽しみにしております。
私たちも102歳に負けてはいられませんからね、がんばりましょう。
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