ニッポンの ものづくり
昨日はフラワーフェスティバル会場にて
ボランティアとして日本宇宙少年団広島分団の工作ブースを
出展参加しておりました。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
暑い一日を予想しておりました。
雨は夕方から、という予報だったと思うので。
それが
朝から雨。
肌寒く、参加者も少ない一日となりました、残念。
パレード参加の方達の服装も
暑い晴れの日と同じ衣装で
とても寒そうに見える団体もありました。
カゼひいてなければいいですけども。
最近、私たちは
一般参加者向けの工作のレベルをどんどん落として、
「超簡単工作」にしています。
子どもたちが、「何もできない」のですよ。
小学校の高学年でも
布ガムテープを手でちぎれない子がいます。
低学年や幼稚園児では、セロテープをテープカッターで切る
ということすら できない子がいます。
それで遊んだことがないのです。
かさ袋に息を吹き込んでふくらませる、
というのは 出来る子のほうが むしろ少ないです。
袋に吹き込んだ空気を、また吸い込んだり、
あるいは袋からすぐ口を離してしまって(手で袋を閉じることをせず)、
ふくらませる、ということが出来ない。
そういう子は、親がすぐに代わって やってしまいます。
袋に息を吹き込んでふくらませる、というのは
ストローで息を吐く、
あるいは
風船を自分でふくらませる、
なんて体験があれば
簡単に出来ることなんですけれども。
ジュースをストローで飲む時など、
ストローで息を吹いてブクブク、
なんていうことをしたら
親にひどく怒られるのでしょうかね。
完成したロケット(細長い物体です)を投げる
というのも、
出来ない子がいます。
右手で投げる場合には、
左足を前にして構えるわけですが
それも出来ていない。
右足前の構えで投げる子が なんと多いことか。
「ボールを投げて遊ぶ」という体験がないのでしょう。
ロケットの中央部あるいは前寄り部分を持って投げますが
なかには一番後ろを持って投げようとする子もいます。
「細長い物を投げた体験」がないのでしょう。
要するに
ふだんの遊びが全然足りていない、
ものづくりの体験が足りていない、
ということだと感じます。
今回はハサミやカッターなど使用していません。
とてもじゃないけれども
不特定の人が集まる工作ブースで
刃物は危険すぎるのです。
たかがハサミであっても。
ちゃんと持つことが出来ない子が多いのです。
「世界に誇れる ニッポンの ものづくり」
なんていう内容のテレビ番組があったりしますが、
確実にそれは「過去の事」だ、というのを実感します。
このままでは、
この子たちが社会の一線に出る頃には
「日本で物作りなんて、無理」
という時代になってしまうように感じられます。
日本宇宙少年団広島分団のブース
雨で、肌寒かったです。
アウトドアチャレンジ広島のコーナーは5月5日にもあります。
木登り体験なども出来ますよ。
オリエンタルホテル前の広場です。
(私たちは5日の出展はありません)
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。
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