よく使われる薬 は変わる
カープ、今日からは中日戦です。
昨夜は阪神が勝って5割復帰していますので
上位2チーム 巨人・阪神 が固定しそうな勢いです。
カープも5割復帰で上位固定でいきたいですね。
今日はマエケン、応援しましょう!
さて
昨日は吉島病院オープンカンファレンスに出席してきました。
講演:慢性心不全の治療~薬物治療を中心に~
講師:かわごえ循環器内科 河越卓司 先生
専門とする科によって
好んでよく使用する薬と
あまり好まず使用の少ない薬、はあります。
私たち呼吸器科医は血圧・心臓薬のうち
ACE阻害薬、ベータブロッカーはあまり使用してきませんでした。
ACE阻害薬は 長引く咳 の原因となっていることがあり、
その薬を中止・変更するだけで咳が解決することも多いです。
また喘息患者には基本的にベータブロッカーは使用しません。
逆の作用であるベータ刺激剤を治療薬としてよく使用しておりますので。
ところが
時代は変わります。
今では心不全の第一選択薬はACE阻害薬という時代になっています。
心不全の併用薬としてベータブロッカーは 昔はダメとされましたが
現在では有効な薬であるとされ、心不全に対してもよく使用される薬となっています。
循環器医師にとって、ACE阻害薬もベータブロッカーもよく使用する薬なんですね。
そのほかの分野についても、
認知症等による誤嚥にACE阻害薬が有効なことがわかってきましたし、
ACE阻害薬による咳については、
咳が出ることがよいのだ、と言う医師もいるくらいです。
いろいろな疾患のガイドラインの全てに目を通すことは不可能です。
コンパクトにまとめられた講演による「耳学問」は
とても大事だなあ、ありがたいことだなあ、
と思ったところです。
医療は進歩していきますので、これからもがんばらなくては、ね。
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