休日の朝の電話
2017年02月12日 :緩和ケア医のつぶやき
寒いですね。
中区では積雪はありません。
雪に備えて食料を買い込んでおりましたので
この連休は自宅で毎日 鍋です。
さて
昨日は祝日でした。
最近、祝日になると 朝、決まって2-3本、電話が鳴ります。
「今日は診察やっていますか?」
今日は祝日なので日本中どこの医療機関もお休みですよ、とお答えすると
祝日ということを御存知ありません。
調子悪ければ、休日当番医を調べて受診するようお伝えします。
祝日だけではなく、日曜日の朝にも かかってくることもあります。
けして高齢者からの電話ではありません。
声からすると、20歳代、30歳代くらいの人からの電話がほとんどです。
なんでだろう?
考えてみてください。
私が思いましたのは。
おそらく、若い人の中に
「曜日、あるいは休日の感覚がない」人たちが増えている。
定職についていない。
友達もいない、友達と会いに出かけることもない。
新聞も取っていない、テレビ見ない、ニュースに関心がない。
外出しない、旅行しない。
自室で一人、ネット、ゲームで毎日暮らしている。
毎日のパート/アルバイトで 毎日毎日 同じ生活、生きることで精いっぱい。
孤立した生活。
そういう層が確実に増えてきているような気がしています。
そして、さらに言うと
本日、診療をおこなっているかどうか、というのは
ネットで検索すればすぐにわかります。
「スマホを持っているネット弱者」という層であるとも言えそうです。
若い人たちが、これでいいのだろうか・・・。
日本の将来は大丈夫だろうか・・・。
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