心に残る出会い108 しっかり食べていたIさん
昨日も暑かったですね。
風は吹いているのですが、肌がジリジリ焼けるようでした。
今日も水分をこまめに飲めましょう。
カープ、大瀬良投手いいですね!
頼れるエースに成長してくれました。
今日は高橋昂也投手です、応援しましょう!
毎月 最終日曜日は心に残る出会いです。
Iさんは94歳。
先代の、開業当初からの患者さんで
何十年も当院で高血圧などで治療を受けておられた方でした。
自宅で転倒し、大腿骨頸部骨折で入院手術をおこなっても
がんばってリハビリして家に帰ってこられていました。
さすがにそれから後は 通院は無理で訪問診療での管理です。
Iさんは、よく食べる人でした。
子どもさんやお孫さん、ひ孫さんと同居でしたが
その誰よりもたくさん食べます。
ときどき「胃が悪い」と言われることがありましたが
「思い当たる原因は 食べ過ぎです」、と笑って言うくらいでした。
ある時、タンスの引き出しが固くて、思い切り引っ張ったところ
勢いあまってしりもちをついてしまい、
腰椎圧迫骨折をおこしたのでした。
入院したのですが、とにかく早く家に帰りたい、とのことで
通常よりずいぶん早く退院して帰ってきました。
痛みに対しては鎮痛薬とコルセットです。
しかし 痛みのためにあまり動けなくなっていたのでした。
動けなくなって、認知症の症状が少しずつ悪化していきます。
昼夜逆転なども生じるようになり、御家族の負担が大きくなってきて
ショートステイなども導入しつつの在宅生活となっていきました。
ある日、高熱が出ました。
肺炎で入院です。
その数日後、御家族と道で出会い、話を聞いてみると
脳梗塞を併発してしまい、肺炎も治り悪く、もう帰れそうにないのです、と。
翌日 病院にお見舞いに行ってみたのですが
持続点滴、モニター、酸素吸入の状態で もはや会話も出来る状態ではありませんでした。
それから入院が続き、
Iさんは病院でお亡くなりになりました。
Iさん、ほんとによく食べていましたね。
おすそわけも時々いただいたりして。
この年齢で この食欲! と みんなびっくりしていましたよ。
脳梗塞をおこすとは 残念だったことですね。
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★インフルエンザ情報
土砂災害の避難所などでインフルエンザが発生している、という話がありましたが
今は患者数は減少しています。
手洗い咳エチケットよろしくお願いいたします。
市民公開講座のお知らせです。
「認知症になっても人として生きるために」
講師:和田行男 氏
NHK(Eテレ)の「らくらくワンポイント介護」に出演中。
注文をまちがえる料理店 理事長。
事前申し込み必要、 申込締切:9月3日(月)
日時:平成30年9月15日(土)14~16時
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