大腸がん治療の進歩
涼しくなりましたね。
PM2.5も少ない予報です。
体を動かしていきましょう。
カープ、
なかなかマジックが減りませんね。
今日は九里投手です、応援しましょう!
昨日は県立広島病院 がん医療従事者研修会に出席してきました。
臨床試験から見た大腸がん治療の進歩
演題1:外科治療 池田 聡 先生
演題2:化学療法 篠崎 勝則 先生
要点の一部
いろいろ難しい問題点を含んだ内容ではありました。
手術については、一時は 開腹手術より腹腔鏡手術が推奨されていた進行度において
今では やはり開腹手術のほうがよい、
と判断される進行度があるのだそうです。
気をつけねばならないのは
欧米だと高度肥満の患者が含まれ、腹腔鏡では難しい患者も多い。
日本の医師のほうが手術はうまく手術成績がよい。
ということで
欧米の手術成績の評価、ガイドラインを
そのまま日本のガイドラインに適用してよいのか、
という問題は ついて回る、ということがあるのだそうです。
化学療法については。
大腸の右半分と左半分は
発生学からみても異なった発生母地であり
栄養血管も違うし、組織の性格が違う。
このため
推奨される抗がん剤/分子標的薬も異なる可能性がある、
と認識されるようになってきているそうです。
***
異なる薬が適用されるとしたなら
私たちが担当する「支持療法」・・・副作用対策・・・も
幅広い知識が必要とされます。
今の大腸がん治療の問題となるのは
神経障害(=しびれ から 運動機能障害に至る例まである)、と
手足症候群(=主に手足の皮膚に難治性の障害がでて、日常生活が大いに制限されてしまう)
の2つです。
緩和ケア医として
副作用や、治療選択肢について 相談を受ける場面も多いです。
しっかり最新のがん治療薬の勉強も続けていかねば、と思っております。
庄原ゆめさくら
パン屋さんがあるのですが、その一角に和菓子もありました
★新型インフルエンザ情報
インフルエンザそのものの新しい情報はありません。
が
豚コレラ。
急死した豚の死体をそのままにしてあった、という報道になっています。
もしこれが新型インフルエンザの出始めであったら・・・。
背筋が寒くなる話ではあります。
コメントを残す