抗不安薬・睡眠薬を使いこなす
2018年11月29日 :研修会
昨日の雨はおしめり程度でした。
往診や訪問診療の時も、傘はさす必要はなく、よかったです。
傘をさしながらの往診・訪問診療は しんどいんです。
今日も霞んでいます、PM2.5情報にも注意しておきましょう。
昨夜は広島県内科会講演会に出席してきました。
講演:「臨床現場で」抗不安薬・睡眠薬を使いこなすノウハウとスキル
講師:佐々木メンタルクリニック 佐々木高伸 先生
要点
現在、日本ではベンゾジアゼピンの使用が問題になっている。
欧米にくらべ使用量が段違いに多い。
しかし現場ではこれを含め 抗不安薬・睡眠薬が必要な場合も多く、
使わないように、ではなく、適切に使いましょう、ということ。
出口(薬を減量し中止していく)を見据えた使い方が重要である。
まず、薬物療法以外の方策を考える。
薬物開始時は中長期的視野に立って考慮する。
投与量がどんどん増えていく場合には
原点に返って病歴の洗い直しが必要である。
***
来年の4月から、ベンゾジアゼピン系の薬剤の処方には制限がかかります。
欧米にくらべ段違いに多い日本の現状から、
不適切な使用があるのではないか、それを減らそう、
という国の想いがあるようです。
少なくとも高齢者や認知症の方に
ベンゾジアゼピン系薬剤が処方されることは減っていくと思われます。
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