認知症は亡くなられる病気
カープ、
やはり雨天中止でした。
雨ジョンソンでなくて、よかった、というべきでしょうか。
今日の試合はどうかな?
応援しましょう!
さて、
高齢・認知症である、ということは
そろそろお迎えの時期がくる、ということを 覚悟しておく必要があります。
親に、いつまでも長生きしてもらいたい、という気持ちはわかりますが、
認知症は「死亡診断書に出てくる病名である」ということなんです。
2019年の死因統計では
アルツハイマー型認知症が第10位。
その他の認知症が 第9位です。
アルツハイマー型認知症と その他の型を 合併というか、厳密に区別できないことも多いですので
認知症を合計すれば 死因で6位相当程度となります。
認知症は、「ボケて困りますね」というだけの病気ではなく
亡くなられる病気である、ということを認識していただかねばなりません。
認知症になれば
最初は物忘れ、徘徊などが 困った事態ということなのですが、
進行してくれば 次第に寝たきりになり、
最終段階では 飲み込みがうまく出来なくなってきます。
食事量が減ってくるので やせ衰えてきますし、
嚥下が難しくなり 誤嚥性肺炎も繰り返すようになってきます。
ここで死因統計に戻りますと、
誤嚥性肺炎は死因の第6位です。
その上に 肺炎 があり、死因第5位です。
死亡診断書の病名として 肺炎と書くか、誤嚥性肺炎と書くか。
これは担当医の判断になると思います。
(いちいち ○○性肺炎 と書くとは 限りません。
実務上では 肺炎 とだけ記載することが多いでしょう。
また、誤嚥性肺炎と細菌性肺炎の両方の要素を持っていることも多いです。)
そうなると 「肺炎」のなかに「誤嚥性肺炎」も相当数 含まれていると考えられます。
肺炎+誤嚥性肺炎で 死因3位に相当する数です。
やせ衰えてくる、と述べました。
認知症高齢者が やせ衰えて亡くなられた時に
わざわざ「認知症」という記載をおこなうか。
これも担当医の判断です。
認知症も含めて 高齢のため、と考えれば 老衰 と記載されることも多いと思われます。
遺族感情としても 認知症で死亡、というのと 老衰で死亡 というのでは
「人生を全うされた」感じが違うと思うのです。
そこで再び死因統計に戻ると
死因3位は老衰です。
このなかに 相当数の「認知症」が含まれていると考えられます。
つまり、
認知症が原因となっている死亡として、
老衰(第3位)、肺炎(第5位)、誤嚥性肺炎(第6位)、その他の認知症(第9位)、アルツハイマー型認知症(第10位)が 考えられます。
全部合わせた人数は 悪性新生物についで第2位相当、ということになります。
認知症と診断された、ということは
死亡者数 第2位の病気と診断された、ということなんです。
いつまでも元気でいてほしい、という願いはわかりますが
覚悟はしておいていただかねばなりません。
令和元年の十大死因
というホームページが 単純でわかりやすく 参考になります。
http://home.b05.itscom.net/kisoh/shiin.html
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