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暑い時の食事の工夫

2021年07月22日  

昨日も暑かったですねー。
途中でアイス休憩も必要でした。
エアコンを入れ、水分をこまめに飲みましょう。

 

暑いと食欲が落ちる方も多いことでしょう。
高血圧や糖尿病、高脂血症の方で、「食事療法がしみついている方」は
この時期は少し考え方を柔軟にする必要があります。
昨日は、
「食欲がすすまなくても 何とか工夫して食べましょう」と言うと
「はい、野菜をしっかり食べるように努力しています」 と言われる高齢の方がおられました。
いえいえ、違うんですよ。
カロリー控えめに、野菜を多めに、というのは 「食欲がある時の話」です。
食欲がなく、食べる量が少ない時には
カロリーを摂ること、たんぱく質を摂ること、カルシウム・ビタミンD・鉄を摂ること、を柱にすべきなんです。

 

カロリーを維持するためには、1日3食でなく、4食5食という 少量頻回食もよいです。
あいだに菓子類などの間食をするというのも 良いです。
高カロリーの栄養補助食品を摂ることもよいでしょう。
なかには処方箋で出せるものもあります。医療機関で御相談ください。
夏やせしないよう 体重維持を目指しましょう。

 

たんぱく質摂取は 「体を構成する筋肉を維持する」、ということです。
たんぱく質の摂取がすくないと、筋肉が落ち、動けなくなるのです。
つまり寝たきりになっていく、ということ。
意識してたんぱく質を多く摂ること。具体的には肉魚、卵、豆腐です。
夏の暑さで食欲が落ちていれば 冷ややっこという形で豆腐を摂取しましょう。
味噌汁の具として豆腐を多く入れるというのも よいでしょう。
とにかく食事のたびに 「ほんのちょっと たんぱく質を追加」を心がけましょう。

 

日本人で摂取量が少ないのは カルシウムです。
これは 骨量が維持できないことに つながっていきます。
骨量が少ないと ちょっとしたことで骨折してしまい、やはり寝たきりとなってしまいます。
骨を強くするには カルシウムとビタミンDが必要で、
これには牛乳が手軽でオススメです。
また、牛乳売り場で、「カルシウム・ビタミンD強化」と書かれた乳飲料でもよいでしょう。
(そのほうが 牛乳よりも安いことが多いです。半額くらいでしょうか。)

 

日本人は鉄の摂取不足の方も多いです。
鉄欠乏は貧血に直結し、貧血だと息切れがして あまり動けなくなってきます。
動く量が減れば、筋肉も落ちるし、骨も弱くなります。
結果として やはり寝たきりにつながっていくのです。
しかし、鉄を効率的に摂ることは 実は難しいです。
さきに挙げた カルシウム・ビタミンD強化飲料は、鉄も強化されていることが多いので、
じつはこれが けっこうオススメ、と考えております。
近所のスーパーでは、安売り日だと、1リットルで100円くらいです。
毎日コップ1杯(200ミリリットル)飲めば、1日あたり20円。
1か月で600円なんですよ。

 

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