赤色口紅 と 食物アレルギー
新型コロナですが。
東京は先週の同じ曜日に比べ 約50%増です。
広島は 先週の同じ曜日に比べると 約2倍です。
ゴールデンウィークで人の動きが活発化したので、増加は仕方ない。
ここで再び基本の感染防御策を 徹底しましょう。
さて、
食物アレルギーのお話です。
「茶のしずく石鹸」再来か?
「魅惑の赤色口紅」が原因でアナフィラキシーに
日経メディカル 2022/05/11
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t361/202205/574807.html
「茶のしずく石鹸」による食物アレルギーを覚えているだろうか。約10年前、加水分解小麦を含有する同製品使用後に小麦摂取でアナフィラキシーを来した患者が相次ぎ、社会問題になった。既に、原因となった加水分解小麦を含有する化粧品は市場から姿を消しているが、現在も化粧品に含まれる成分が原因で生じる食物アレルギーは存在する。その一つが赤色色素(コチニール)による食物アレルギーだ。患者数はさほど報告されていないものの、水面下での感作を危惧する声がある。
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公的な情報源から見ていくと、
厚生労働省からの通達
2012年5月
コチニール等を含有する医薬品、医薬部外品及び化粧品への成分表示等について
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002gyjo-att/2r9852000002gz0z.pdf
コチニール(カルミン酸)及びカルミンについては、不純物として含有するタンパク質に起因すると推定されるアナフィラキシー反応の発現が報告されています。
消費者庁
コチニール色素に関する注意喚起
平成24年5月11日
https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/attachment/19959.pdf
コチニール色素とは
エンジムシ(中南米原産の昆虫)から得られた、カルミン酸を主成分とする赤色の着色料です。食品(清涼飲料水、菓子類、ハム、かまぼこなど)や医薬品、医薬部外品、化粧品(口紅、アイシャドーなど)で使用されているものがあります。
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私は菓子が好きですので、菓子として検索してみると
赤い和菓子などで コチニールが使用されているものが 簡単にヒットしてきます。
クリスマス菓子などにも みられます。
まあ、正直に成分表示をしているだけ 良心的なメーカーだ、とも 言えるのかもしれませんが。
口紅の使用などで 感作され(アレルギー体質になってしまうこと)、
そのあとで 原因物質を使用している赤色の食品を食べると
アナフィラキシー(重大なアレルギー)をおこす例が増えている、ということ、です。
これまで原因不明であった食物アレルギーのなかに
「赤色の食べ物を食べたあと生じた」ということがないかどうか 注意しましょう。
ポワブリエール マルグリット
http://www.poivriere.com/special-kinenbi.html
定番で一番人気の、生クリームで仕上げたスポンジケーキです。
季節のフルーツをたくさん使って飾り付けてあり、見た目も豪華に仕上げました。
★日本で唯一の「手搾り和三盆糖」を合わせることにより、上品な甘さに仕上げた生クリームがスポンジ生地とフルーツの味を引き立てています。
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きめ細かくて、おいしいです。
いつも広ブロポチを、そしていろいろな情報を教えていただき、ありがとうございます。
コチニール・・・いろんな食品で見かける着色料ですね。コチニールに限らず、天然(よくわからない虫など)なら人工物より安全と思われがちですが、一体これはどのようなものなのか?は、その都度気になるし、不安に思います。
一応、国がOK出しているものだから大丈夫なんだろうと考えるしかないんですが。
何事もなく済んできたにしても、知るということは大事なことだと思います。
macoさま
コメントありがとうございます。
自然なものはOK, 化学製品はダメ、という 単純思考の方が ときどきおられます。
自然な物でもアレルギーはおこすし、命を落とすこともあるんですけど。
ふぐ毒も、とりかぶと毒も 自然の物なんですが 自然な物はすべて体に良いというわけではないんです。
これがわからない人が ときにおられます。