広島県にインフルエンザ警報が出ました
寒いですね。
と言いたいところですが、昨日は少し暖かったです。
緩和ケア薬剤師は 電熱ベストのスイッチを入れずじまい。
最高気温は13℃でした。
フルマラソンをする場合には マラソン日和の気温です。
今日からは気温1ケタ。
しかし、土曜日の予報からは 雪ダルママークは消えましたね。
インフルエンザですが。
広島県は12月26日付で 警報を発出しました。
当方の予測どおりとなっております。
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/hcdc/hidsc-kansen-wadai-zyouhou-inf-zyouhou.html
呉市、西部(大竹・廿日市など)をのぞく 県内すべてが警報レベルを超えてきました。
警報寸前の数値ですので、来週は確実に県内全域で警報レベル超えでしょう。
全国で見ると
東京、大阪、愛知近辺でも 警報レベル越えとなっています。
大阪では過去10年で最多レベル、
岡山では過去10年で2番目に早い警報発令です。
今回の流行株は 2009pdm型ではないか、との分析が出ました。
【速報】インフルエンザ流行 兵庫県は警報レベル突破の46.65人 A香港型よりも『pdm09型』が多数検出
MBSニュース 2024/12/26(木)
https://news.yahoo.co.jp/articles/25d7b3961f7b29baf7e18c8062049bec381b3a1a
この型は 症状は少し軽いかもしれませんが、感染力がバカ強いです。
小児を中心に 成人でも感染は避けられません。
A香港は症状が重く、「ぐったり」となるのですが、
「pdm09」は症状が軽めなので 元々が元気な成人は外を出歩き、周囲に感染を広げてしまう。
感染者のなかには 抵抗力の弱い方がいて、重症化してしまう、と こういう構図です。
熱のほかに咳、のど痛、関節痛、頭痛という「感冒様症状」だけとは 限りません。
消化器症状(吐き気、嘔吐)なども 可能性はありえます。
これから 年末年始に向けての買い物に出られる方も多いでしょう。
帰省される方も 多いでしょう。
インフルエンザ流行は止められません。
帰省する方々が 「インフルエンザを持ち帰る」可能性は かなり高いです。
この年末年始は 広島市民病院、舟入病院(小児)に発熱者が押し寄せ、
3時間待ち、4時間待ち、なんていう事態が また起こりそうですよ。
ここ数年は そこまではなかったのですが。
インフルエンザは
・必ず検査を受けねばいけない病気ではない
・必ずインフルエンザ薬(例:タミフル)を飲まねばならない病気ではない
・症状があれば 会社を休み、自室にこもり、水分摂取をこころがける。
水分が飲めればあわてなくてよい。
・熱が高くてしんどければ解熱剤を使用してもよい。
別に医療機関に行かなくても、薬局薬店で アセトアミノフェンを購入して服用してよい。
・ウィルス学的にいうと、高熱が出るのは ウィルス対応しているためであって、
無理に熱を下げるよりも 高熱のほうが ウィルスは早く死滅するのではないか。
つまり 熱に体が対応できそうであれば、解熱剤は飲まないほうが早く治るかもしれない。
必ず受診せねばならない、
必ず検査受けねばならない、
必ずインフルエンザ薬を飲まねばならない、
必ず解熱剤を飲まねばならない。
そういう思い込みは やめましょう。
もちろん
息苦しい、とか 明らかにしんどい・おかしい、と感じれば
救急車を呼んでください。
インフルエンザによる心筋炎とか ウィルス性肺炎が おこらないわけでは ありませんので。
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