在宅ひとり死のススメ 解説その4
昨日も、暑かったですね。
サラリーマンは 半そでワイシャツで歩いている人もいます。
スーツ姿の人も いることはいますが、おおむね 上着はありません。
気温変動が激しいです、服装には用心しましょう。
カープですが。
横浜相手にも打撃戦では勝てませんね。
今日は床田投手です、応援しましょう!
在宅ひとり死のススメ。 解説その4、最終回です。
上野千鶴子先生は、けっして 「みんな一人で自宅で死ね!」と 言っているわけではありません。
もし 一人暮らしの方であっても、
「自分の人生の最後を どこで どうすごしたいか。」
を 選ぶ権利はあるであろう。
もし「自宅で死にたい」と希望するならば
それが尊重され、実際に可能な社会を作り上げる必要がある、
という文脈です。
認知症で一人暮らしなんて、無理に決まっているじゃろ!
とか
一人暮らしで最期を自宅で、なんて 絶対ムリ!
と
決めつけない社会が 求められる。
私ども在宅医は 「希望すれば 可能ですよ」という選択肢を広げ、提示するために がんばっているのです。
もし、
「家族に囲まれて死ぬのが幸せで、それ以外はダメじゃろ」
というお考えの方がおられるとしたら
想像力の欠如です。
いろんな理由がありえますが、現に一人暮らし、ひとり世帯の方は非常に多い。
その人たちの死は 一様に「不幸な死」なのか?
「自宅で死にたい」、という願いは 一部の金持ちにしか出来ないぜいたくなのか、
それとも 不幸な死であるのか?
はたまた実現不可能な たんなる夢物語なのか??
自宅で死にたい、というのは 国民の6割以上が そう思っているんですよ。
それを実現する社会を作り上げるのが 地方行政、議員さんの務めです。
家族がいれば 幸せに在宅死が実現できる、
というのは 幻想です。
むしろ、「家族がいるから 在宅死が実現できなかった」というケースも多いのです。
これは上野千鶴子先生や、在宅医である小笠原文雄先生や私どもが 繰り返し指摘してきているところです。
自宅で死にたいなら、家族がいないほうが よほどマシ、という状況があります。
家族がいるからこそ不幸、という事態も ありえるのです。
議員さん、この現実を知っていますか?
本が出ています、読んでみてください。
上野千鶴子が聞く 小笠原先生、ひとりで家で死ねますか?
2018年6月
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784022619310
答えは、もちろん YES! です。
以上の本とか、おひとりさまシリーズの土台の上に
在宅ひとり死のススメ
という本が 上梓されたのです。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784166612956
内容説明
施設でもなく、病院でもなく大好きな自宅で自分らしい幸せな最期を迎えたい。その準備と心構えをお伝えします。「おひとりさまの最期」を支える医療・介護・看取りの最前線も紹介。意外とお金もかかりません。
ChatGPTへの私からの発問:最後です。
上野千鶴子 在宅ひとり死のススメ 内容は?
ChatGPT:回答(長いので、お時間のある時にお読みください)
『在宅ひとり死のススメ』は、上野千鶴子氏が提唱する「自宅で自分らしい最期を迎える方法」をまとめた実践的な指南書です。特に「おひとりさま」や独居高齢者に向けて、施設や病院に頼らず、自宅での最期を迎えるための心構えと具体的なノウハウを紹介しています。
📘 書籍の構成と主な内容
本書は全8章で構成され、以下のようなテーマが展開されています:
1:「おひとりさま」で悪いか?
・独居高齢者の生活満足度が高いというデータを紹介し、独居のメリットを強調しています。
2:死へのタブーがなくなった
・死に対する社会的なタブーが薄れ、終末期の選択肢が広がっている現状を論じています。
3:施設はもういらない!
・施設入所の必要性を再考し、自宅での生活を支える方法を提案しています。
4:「孤独死」なんて怖くない
・「孤独死」という言葉の偏見を払拭し、在宅での最期を肯定的に捉えています。
5:認知症になったら?
・認知症患者でも自宅での生活を維持するための工夫と支援体制を紹介しています。
6:認知症になってよい社会へ
・認知症に対する社会的な理解と支援の重要性を訴えています。
7:死の自己決定は可能か?
・終末期医療における自己決定権とその実現方法を探求しています。
8:介護保険が危ない!
・介護保険制度の現状と課題を分析し、今後の方向性を考察しています。
💡 特徴とポイント
・実践的なノウハウ:医師、看護師、介護士、看取り士などの専門職と連携し、自宅での最期を迎えるための具体的な方法を提案しています。
・経済的な視点:在宅での看取りが、病院や施設での看取りよりも経済的に負担が少ないことを示しています。
・社会的な視点:認知症患者や独居高齢者が自宅での生活を維持するための社会的な支援の重要性を強調しています。
本書は、終末期を自宅で迎えたいと考える方や、独居高齢者の生活を支える方法を模索している方にとって、実践的で有益な情報源となるでしょう。また、社会全体での支援体制の構築の必要性を再認識させてくれる一冊です。
***
以上で ChatGPT問答を終わります。
行政に携わる方々は(議員さん含む)、上野千鶴子先生の著作を ぜひお読みください。
当方が なぜ 上野千鶴子先生の著作を 参考文献リストに挙げているのか、おわかりいただけると思います。
広島市の方であれば 上野千鶴子先生を講師にお招きすることを 当院に御相談ください。
広島市以外の方であれば 当方との共催であれば お招きできる可能性はあると思います。
(ぶっちゃけ、お招きできるかどうかは、予算と日程次第)
ひばごん饅頭。
これは5月2日に 三越地下で購入したものです。
孫たちに、「ひばごん」という名前を知ってもらおう、という作戦です。
昨年1月17日、私どもの本が出ました。
紀伊国屋WEB
在宅緩和ケア医が出会った「最期は自宅で」30の逝き方 – 光文社新書
髙橋浩一
価格 ¥924(本体¥840)
光文社(2024/01/17発売) 電子書籍もあります
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784334101992
公民館、集会所などでの講演など、お引き受けいたします。
日程次第です、御相談ください。
10名程度の少人数の集会でも大丈夫ですよ。
【業務連絡】医師募集
病院の合併・統合など、あるいは医局人事などは、
働く人間 個々の想いを超えた部分での話となります。
もう病院は辞めようかな、と思われることがありましたなら
ぜひ当院にも御相談ください。
お気持ち・お話を聞かせてください。
そして、在宅診療という 新しい世界で 私たちと一緒に働きませんか?
常勤でも 非常勤でも。
御連絡お待ちしております。
森鴎外の孫、小堀鷗一郎医師は、70歳をすぎてから 外科医をやめて在宅医に転身されておりますよ。
【おまけ】
当院では 春レク、夏レク 等で、職員のカープ観戦をおこなっています。
昨年からはサンフレ観戦も おこなっています。
カープ、サンフレファンの医師のかた、当院に就職すれば いいことありますよ。
釣り部もあります。
釣り好きな医師のかた、当院にくれば一緒に釣りできますよー。
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