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昨日は、雨が降りましたね、予報どおり。
東京は寒かったです、今季はじめて　最高気温が2桁にとどかなかったそうです。

昨日の午前は東京で開催された日本尊厳死協会の理事会に出席。
午後からは第14回　日本リビングウィル研究会に出席してきました。
「尊厳死と安楽死のはざま」

私どもは　安楽死と尊厳死は違います、と　言っています。
そして、
積極的安楽死（薬物などを用いて　死に至らしめること）は　殺人であるとして　容認しておりません。
日本尊厳死協会のホームページを　ぜひご覧ください。

尊厳死をわかりやすく言うと、　「本人の意思に反した無理な延命治療はおこなわない」ということです。

消極的安楽死、というのがあります。
いわゆる「治療の差し控え」などが　これに該当します。
このあたりになってくると、　尊厳死との境界線は　はっきりしなくなってくる場面が出てきます。

世界の潮流、ということにも　目を配っておく必要はあります。
そういう研究会を　私たちは毎年おこなって　勉強・議論を積み重ねております。
我々は　どう考え、どう対応していけばいいのか。

しかし、しかし。
尊厳ある死　の前には　尊厳ある生　が　あります。
私どもは　尊厳ある生を　生ききっていただく、ということが　重要と考えております。
じゃあ、その「尊厳」って、何なの？？
・・・考え始めるときりがない、深い深い世界が　待っています。
いや、考えようによっては　とても簡単なことかも・・・？
本人の意思を　尊重しましょうよ！！　ということ。

「痛いのはイヤだ、だから安楽死を認めるべきだ」、
という若い方は多いです。
この場合、積極的安楽死　を　意味しています。
ちょっと待った！
痛い苦しいを軽減する治療・ケアがあります。
「緩和ケア」　です。
安楽死を！　と　言っている若い方々は　緩和ケアを知らないで言っているのではないか、と思います。

治る病気にせよ、治らない病気にせよ、「痛い・苦しい」は　イヤですよね。
私たちは　緩和ケアが医療・ケアの基本にあるべきだ、と考えています。
当院の掲げているキャッチフレーズは　「すべての人に緩和ケアを！　いつでも、どこでも、誰にでも！！」です。
自宅でも緩和ケアを受けられます。
がんの末期でも、一人暮らしでも、認知症があっても、「自宅で緩和ケアを受けて最期まで」は可能です。

来年の前半には　末期腎不全が　緩和ケアの対象として認定されそうな状況です。

東京での理事会に向かうため、広島始発（6時）の新幹線に乗りました。
そこで見つけたのが　モンキー・D・ルフィ号。
ワンピース新幹線
https://www.jr-onepiece-shinkansen.jp/

広島始発ではないはずなので、いったん岡山か博多まで移動するんでしょうか・・・？
なんで　朝6時に広島にいたんでしょうね？？

朝食は　呉メロンパンの　チキン南蛮バーガー。
前日に　ゆめタウン広島で買っておいたものです、最後の1個でした。
新幹線の中で食べました。
おいしいですね！
あとは東京近くまで　おやすみなさい。　新大阪から横浜までほぼ満席でした。

昨年1月17日、私どもの本が出ました。

紀伊国屋WEB
在宅緩和ケア医が出会った「最期は自宅で」３０の逝き方 – 光文社新書
髙橋浩一
価格 ¥924（本体¥840）
光文社（2024/01/17発売） 電子書籍もあります
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784334101992

公民館、集会所などでの講演など、お引き受けいたします。
日程次第です、御相談ください。
10名程度の少人数の集会でも大丈夫ですよ。

【業務連絡】医師募集
病院の合併・統合など、あるいは医局人事などは、
働く人間　個々の想いを超えた部分での話となります。
もう病院は辞めようかな、と思われることがありましたなら
ぜひ当院にも御相談ください。
お気持ち・お話を聞かせてください。
そして、在宅診療という　新しい世界で　私たちと一緒に働きませんか？
常勤でも　非常勤でも。
御連絡お待ちしております。

森鴎外の孫、小堀鷗一郎医師は、70歳をすぎてから　外科医をやめて在宅医に転身されておりますよ。

【おまけ】
当院では　春レク、夏レク　等で、職員のカープ観戦をおこなっています。
昨年からはサンフレ観戦も　おこなっています。
カープ、サンフレファンの医師のかた、当院に就職すれば　いいことありますよ。
釣り部もあります。
釣り好きな医師のかた、当院にくれば一緒に釣りできますよー。