葬式は、生きている者のため
2015年12月29日 :緩和ケア医のつぶやき
折口内科医院の診療は、本日午前まで、
受け付けは12時までです。
よろしくお願いいたします。
さて。
「葬式は、生きている者のためにやるものだ。」
これは、何か有名人の言葉、ではありません。
日曜日のアニメ機動戦士ガンダムで一昨日出てきたセリフです。
(言葉の言い回しは 少し違うかもしれませんが)。
最近、高齢者が亡くなられた後に
家族葬ですませようとする御家庭も増えています。
ほとんど社会と接点のなかった方はそれでもいいのですが、
ある程度の社会的地位にあった人では、どうなるか。
「ぜひお線香を上げさせていただきたい」
と、
亡くなられて何か月たっても、
御自宅に知人・友人・元上司同僚部下などが
次々と訪問される事態となるのです。
御家族は、その対応で疲れ切ってしまいます。
こんなことなら、普通に葬式をしたほうがよかった、
と後悔される御遺族も多いのです。
葬式は、生きている者にとって必要なものです。
お別れの儀式が 生きていく者の心に必要な場合も多いのです。
「自分が死んだらひっそりと家族葬でいい」、と
ふだんから言っている方もおられますが、
そう簡単に考えないほうがよいと思います。
自分はどう生きていきたいのか、
最期はどこで どう迎えたいのか、
年末年始に少し考えてみませんか?
我が家の忘年会3
三ツ星ふらんす屋台
牛肉のグリル香草バター醤油風味
人気No.1メニューだそうで、おいしいですね。
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