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「在宅緩和ケア充実診療所」の費用は高いか?

2016年03月30日 , 

今朝の中区、かなり視界悪いです、霞んでいます。
今日30日はPM2.5「多い」
明日31日は「非常に多い」予報です。
そのあとは、4月5日も「非常に多い」予報です。
今週は、呼吸器疾患のある方は用心が必要と思われます。
「非常に多い」予報の日には不要不急の外出をしなくてすむように
用事は前日のうちにすませておきましょう。

昨日のカープ、逆転負けでしたねえ、残念。
各打者が粘って相手先発投手に球数を多く投げさせていたのに
追加点を取れなかったのが痛い。
三振が多かったですねえ。
まあ、粘って2ストライクになると 落ちる球にひっかかり空振り三振が多くなりますが。
球数を投げさせる、というのと 
三振しない、というのとは
プロの世界で両立はむずかしいのでしょう。
今日は横山投手。
応援しましょう!


さて、
この4月から新たに設定される「在宅緩和ケア充実診療所」のことは
先週土曜日に御紹介しました。
当院の諸条件を調べなおして昨年1年間の実績を確認してみたところ
「在宅緩和ケア充実診療所」の要件を満たすと思われますので
申請をおこなってみます。
1年間の在宅看取り実績数20以上、という条件のほかに
年間のオピオイド使用実績数、
これまでの勤務実績など、いくつかの条件が列挙されています。
認可されるかどうかは 中国四国厚生局の判断次第です。

条件を満たさないが、がんばっている診療所に対しては
「実績加算」という診療報酬区分もおこなわれています。
看取り数など、規定数は満たさないががんばっている診療所には
報酬を手厚くする、という制度です。

これで、診療所による在宅医療の医療費は3区分、6段階に分かれます。
1:通常の診療所、これに対する実績加算
2:在宅療養支援診療所、これに対する実績加算
3:機能強化型在宅療養支援診療所、これに対する「在宅緩和ケア充実診療所」加算

今回の「在宅緩和ケア充実診療所」加算というのは
「機能強化型在宅療養支援診療所」についてのみ設定された名称です。


ここで、ケアマネージャの方たちに誤解がある部分があります。
機能強化型在宅療養支援診療所は、医療費が高い、というものです。
だから安い診療所でよいのではないか、と。
これに「在宅緩和ケア充実診療所」加算も算定することとなれば
さらに高額となってしまいますね。

私たち、「機能強化型在宅療養支援診療所」は
全ての患者に対して 一律に高い費用を適用しているわけではありません。
月1回の診療で十分管理できる、と判断すれば そうしますし
(月2回でなく月1回の管理では 費用はかなり安い)、
24時間の対応は現時点では不要、と判断すれば そうします。
(24時間対応しない場合の費用は安い)

看取り段階など、手厚い診療が必要なかたについて
豊富な経験・実績をもとに、最期まで安心してくださいという体制のもとに
高い報酬を設定しているわけで
全員に高い費用を算定しているわけではないのです。
そこは誤解のないようにお願いいたします。

私たちは
医療費にお困りの方などについて 福祉制度への引継ぎなどもおこないます。
その結果、医療費自己負担が軽くなる場合もあります。
医療費が無料となる場合もあります。
身体障害者申請、難病申請、認知症についての自立支援医療(精神通院)申請など
当方で上記すべて対応可能です。
(疾患により当院では不可能なものもあります)

機能強化型在宅療養支援診療所、とくに「在宅緩和ケア充実診療所」は
費用が高いのではないか?
という疑問・懸念について
私たちはいろいろな選択肢を用意している、ということを御理解ください。



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豚角煮風炙り御膳

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