病院が赤字で撤退
カープ、痛い負けですね。
相手の先発を早々にひきずりおろし、
4度もリードを奪っての負けです。
巨人は残り14試合でマジック8.
カープは6ゲーム差、残り13試合。
さすがに優勝を狙うのは厳しくなりました。
下をみると、阪神と1.5ゲーム差になっており
2位でのCS進出(地元で試合開催あり)もあぶない。
フレスタでは、CS観戦チケットのプレゼント企画もはじまったようで
何としても2位を確保しないといけないですね。
さて、
病院が赤字で撤退した、というニュースです。
病院運営保証金50億、撤退で練馬区に返還命令
読売新聞 9月17日(水)15時37分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140917-00050083-yom-soci
東京都練馬区の施設を借りて1991年に病院を開設した日本大学が、2012年の撤退に伴って区に保証金の返還を求めた訴訟で、東京地裁は17日、請求通り50億円の支払いを区に命じる判決を言い渡した。
判決は「病院側も毎年赤字を計上しており、大学が撤退を早めたことが信義則に反するとはいえない」と指摘した。
***一部引用
光が丘病院問題は
医療関係者の間ではずっと注目されておりました。
撤退後の地域の救急医療はどうなるのだろう、という視点ですが。
いろいろあって日本大学は撤退したわけですが
その いろいろ の部分は
今回の記事ではよくわかりませんね。
興味ある方は検索してみてください。
今回の記事で
一般の方々に知っていただきたいこと。
それは
病院は赤字である、ということです。
公立病院の7割は赤字を計上しており、
黒字計上の病院も、よくみれば市町村の本会計から
なんらかのお金を投入されていたりします。
公立病院をお持ちの地区は
「本当にこの病院は必要なのか?
この地区には、どんな病院が必要なのか?」
ということを 常に考えてみてください。
首長や議員は
「オラが町にも病院を!」
と やりたがるものです。
そうすれば住民受けはいいですから。
でも、
医師や看護師といった医療資源には限りがあります。
隣接するA市、B町、C村 が それぞれ自前で医療機関を保有することは
かなりのムダが生じることになります。
中小の病院がいくつあっても、
24時間救急医療には対応できません。
ある程度の大規模病院でなければ救急医療は出来ないのです。
(医師・看護師、技師などの当番勤務のやりくりが出来ません)。
オラが町に病院を、
というのではなく、
近隣地域をまとめて大規模病院を1つ、
ということにしないと
高度な救急医療を担当することは不可能です。
もうひとつ、
病院が赤字、というのは
医療費が安すぎる、ということも背景にあります。
医療費のGDPに占める割合は
日本は欧米や先進諸国にくらべると かなり低いです。
これから日本は世界で誰も経験したことのない高齢社会に突入します。
高齢化に伴い、病人は増え、救急患者は増え、
そして亡くなる患者も増えます。
医療費は増えていくわけです。
これに対し、財務省は 医療費を抑え込もうとします、
財務省の立場として それは理解できますが、
未曾有の事態に対し、医療費総額抑制の対応だけでいいのですか、
ということは 考えて行かねばなりません。
総額抑制の立場でいえば、
「健康保険が適用される医療」を制限してくることになります。
金持ちは自費で いい医療を受けられ、
そうでない人は 生かさず殺さず程度の医療しか受けられない社会になる、
ということになります。
貧富をはっきり区別するアメリカ型の医療ですね。
国民のみなさんは、それでいいのですか?
ということです。
少なくとも
まじめにやっている病院が黒字になる程度には
医療費を増やすべきだとは 思いませんか?
繰り返しますが、今は多くの公立病院は赤字なのです。
救急医療というのは、多くのスタッフが必要で、
人件費が必要な医療なのです。
東京に向かう新幹線で
私は たこ天 と ビール
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