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「元気で長生き」できるかどうか の 指標

2025年05月29日  

昨日も暑かったですね。
本日夜から傘マークが出ました。
蒸し暑いかもしれません、用心しましょう。
送風やドライでエアコンを動かす、ということも 考えましょう。
体が暑さに慣れるまでの期間、というのが 熱中症になりやすいのです。
物価も上がるし、電気代を節約したい気持ちになりますが、
健康を損ねたら 元も子もないですし、高くつきますよ。

 

カープですが。
大瀬良投手、もう少し粘って欲しかったですね。
ホームラン打たれた球は 高すぎでしたね。
なぜ高めを要求したかな?
打線は なんでコロコロ1番を替えますかね?
調子を落としているのは末包選手、モンテロ選手です。
この二人をどうするか、ということのほうが 問題です。
末包選手は まだ四球を選び出塁しますのでいいですが(安打と同じこと)、
モンテロ選手は 交流戦にそなえ 休ませた方がいいのでは。
そして、調整して、交流戦の秘密兵器になってもらいましょう。
1塁手は変わりはいると思います(プリンスではない)。

 

さて、
先週金曜日ですが、
広島市中区医師会 認知症研修会に出席してきました。現地参加です。
講演1:糖尿病と認知症。そこにアンメットニーズはあるか?
講師1:広島赤十字・原爆病院 内分泌・代謝内科 亀井望 先生

講演2:MCI・早期認知症の診療を考える~診診連携・地域連携を含めて~
講師2:ふないり脳クリニック 村上智子 先生

要点:(私が個人的に興味のある点をまとめたものです)
かつては、「糖尿病患者は寿命が10年短い」とされていた。
いい治療法・治療薬がない、ということもありました。
ところが 再検討されてみると、さすがに「10年短い」、ということはない。
若くして糖尿病になった方は 確かに寿命は短い。
しかし きちんと治療を受ければ 寿命は差があるとしても せいぜい2年以内くらいのものである。

では、
糖尿病の治療効果を 寿命だけで決めていいのか?
という問題。
寿命が多少 延びるとしても、たとえば脳梗塞で寝たきり・半身不随で寿命が延びるのでは
QOLは著しく障害されるでしょう。
認知症になって寿命が延びても 充実した人生とは言えなくなるかもしれない。
「元気で長生き」できるかどうか、が問われるのです。

この1つの指標として、DALYというのが 提唱されました。

DALY(障害調整生存年)とは、早死にすることによって失われた年数(YLL)と、障害によって失われた年数(YLD)を合計したもので、疾病負荷を総合的に評価するための指標です。YLLは、平均寿命との差として算出し、YLDは障害の重症度と期間を考慮して算出します。
***

 

ここでChatGPTに発問してみました。
日本人の糖尿病とDALY
回答:一部抜粋です
日本における糖尿病のDALYへの影響
◉ 最新データ(2020年以降の傾向)
以下は、日本人における糖尿病のDALY負荷に関するポイントです:
日本では糖尿病は主要なDALY原因の上位に位置しています(心血管疾患や認知症などと並ぶ)。
特に高齢男性において糖尿病によるDALYが高く、80歳以上の層で急増。
糖尿病によるDALYの大半は、YLD(障害として生きる期間)が占める。つまり、死亡よりも合併症による生活の質の低下が主な要因。
***以下、略

 

糖尿病は さまざまな合併症が生じることは よく知られてきていると思います。
寿命が長くなれば、糖尿病の罹病期間が長くなるわけで、
合併症が生じる可能性は高くなり、その期間も長くなる、というのは 当然です。
早い段階から きちんと糖尿病コントロールを受け、合併症が生じにくくするべきでしょう。

高齢者では、低血糖の害が よく知られています。
あまり厳しいコントロールはしなくてよい、ということになっています。
しかし
高血糖が続くと、認知症が進行する、ということも よく経験されることのようで、
血糖を下げたら また元に少し戻ることもあるようです。

 

糖尿病患者さんの中には、どうしてもインスリン補充(=インスリン注射)を要する人も出てくる。
その時には クリニック・在宅で導入しても 手技習得に問題がある場合がある。
そういう時には 日赤をぜひ御活用してください、指導します。
ということでした。
週1回ですむインスリン注射もでています。
それなら 週1回、訪問医師・訪問看護あるいは介護施設で打つ、というのは 実現可能でしょう。

 

写真をださないうちに、吉島公園のタイサンボク、満開をすぎてしまいました。
土手のタチアオイ。盛りになってきています。
夏ですねー。

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