「高齢で弱ってきたから入院」で後悔する家族が続出
低空飛行だった患者さんが 先週から今週にかけて
バタバタバタッと何人も続けて亡くなられまして。
土曜日午後の訪問診療は、低空飛行の方を中心に たっぷり時間が取れるように予定を組んでいます。
御家族に 今後の見通しや 予想される症状、
「苦しくないように全力で対応すること」
「24時間いつでも連絡がつき、訪問看護や私たちが必ず夜中でも来ること」
など いろいろ説明して安心していただいたり。
一人ひとり 時間のかかる診察のことが多かったのです。
昨日の土曜午後は 1名のみの訪問診療でした。
さみしいことです。
ところで
上記で御紹介した、御自宅で亡くなられた方々ですが、
みなさん 静かに、穏やかに お亡くなりになっています。
息子さんたちが一緒にいても、
いつ息が止まったのか、わからなかったです、それくらい穏やかな最期でした、
という状況なんです。
ところが
病院で最期をむかえる、というと、そうはいきません。
モニターをつけられ、そのモニターがけたたましい警報音を鳴らし続けることでしょう。
在宅医療のススメ、のような本は いくつも出ています。
今回は現代ビジネスの記事で御紹介します。
「高齢で弱ってきたから入院」で後悔する家族が続出するワケ
「寄り添う医療」が病院を超える日
現代ビジネス 2019年12月21日
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69187
在宅医療は死を内包した医療です。広い意味で、終末期医療の一部であり、死を迎えるまでそこにある「生」を、苦しみ少なく、ご自分の住み慣れた場所で過ごすことを支えることなのです。
今の時点で自分が納得できそうだと思える終末期医療は、多くの方々が亡くなっている病院ではなく、在宅医療にこそあると感じていただけると思います。
***引用終わり
人生の最後の段階では、必要なのは医療ではなく、ケア です。
緩和医療ではなく、緩和ケアを 私たちは提供しております。
現代ビジネスの今回の記事は、100%私と同意見、ということではないですが
95%くらい同意見、という感じです。
ちょっと長い記事ですので、お時間のある時に ぜひお読みください。
すべての人に緩和ケアを! いつでも、どこでも、誰にでも!!
というのが
最近の私たちのキャッチフレーズです。
在宅医療を希望される方は、どうぞ早めに私たちに御相談ください。
大手町 寿司大将でふぐコース。
ふぐ唐揚げ、 ふぐ鍋。
鍋のあとは雑炊ですが、すでに全員 満腹近いので 鍋1つだけ雑炊を作ってもらったのですが、それでも余ってしまいました。
大満足です。
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★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。
手洗い咳エチケット、よろしくお願いいたします。
それと
熱、咳や下痢のある人は
高齢者施設や病院などにお見舞いには行かないよう お願いいたします。
お久しぶりです。終末期が近づいて‥この春主治医より姑を最期をどこで過ごすか?考えてくださいと言われました。自宅での看取りを模索しましたが、田舎で家族がみな勤めている場合訪問医療が難しいことがわかりました。片道15分から遠くても20分以内でないと往診不可能と言う物理的な理由、さらに訪問看護訪問医療とも訪問介護と違って家族がいなくてはいけない、これは私たち働き世代が在宅で看取ることは不可能とわかりました。
ですので、今まで訪問介護やデイなどでお世話になっている特養へ入所申込みをし、3ヶ月あまりで入所しました。また、突発的な病で常時医療が必要となった場合は特養を出なくてはならない現実もあり、こっから先はでたとこ勝負な感じです。
なかなか理想通りにはいかないと実感しています。
慣れたところで最期を迎えることができるような地域に少しでも近づければなぁと思います。
はるめ さま
コメントありがとうございます。
特養に入所できて、まずは御安心でしょう。
持続的な医療処置として特養で問題になるのは、「吸引」・「吸痰」です。 食べられないから点滴を、なんていうと 体で水分を処理しきれずに ゼロゼロと痰がずっとからんだ状態になってしまいます。点滴しない、胃瘻しない、食べられるだけ・飲めるだけを口からで、という経過(軽い脱水気味で経過)すれば 本人が一番楽で、吸引も吸痰も必要がないことが多いです。 また、肺炎であっても入院を希望されない方も最近は多いです、繰り返す誤嚥性肺炎では入院治療をしても回復しないことが多いのです。これも経口治療薬で 施設で出来る範囲内で、と希望されていれば 選択肢としてはOKです。
御家族の希望・「本人ならこう選択するであろう」ということを 常々施設職員・医師に伝えておくのがコツということになります。ぜひ何度か話し合いの場を持つようにしてみてください。