たばこと健康
昨日は たばこと健康・広島フォーラム に出席しました。
講演は以下の2つ。
講演1:たばこと健康に関する行政の取り組み
広島県健康福祉局 佐々木昌弘 局長
講演2:喫煙は病気、喫煙者は患者
~職場における喫煙対策と禁煙推進を中心に~
兵庫県立尼崎病院 藤原久義 院長
要点
佐々木局長のお話では、
神奈川県の禁煙条例施行のお話の紹介などのほか
禁煙行動についての「行動変容」をどうやって導くか、というお話。
県では受動喫煙防止キャンペーンをおこなうそうです。
飲食店など全面禁煙の店、分煙の店など お店の取り組みがわかるよう
「禁煙/分煙 ステッカー」を配布する事業が
5月末からはじまるそうです。
藤原先生のお話では、
地域で禁煙を徹底すると心臓病患者が激減した、という海外事例の紹介。
病院勤務医など職員のなかに 禁煙についての受け止め方に温度差があると
患者への禁煙指導がうまくいかない、
職員全員で 喫煙者は患者である、という意思統一をすることが
まずは重要である。
入院中にアルコールが禁止されるのは誰もが納得しています。
飲酒をすれば強制退院、という入院誓約書にサインもして入院します。
しかし、病気を治すために入院している患者が
喫煙所で喫煙していることは まだ容認されている。
タバコが原因の病気にもかかわらず(心臓病など)。
そこで
入院患者の喫煙は禁止、喫煙すれば強制退院、
というような取り組みも必要なのではないか。
それくらいのことをすれば患者の喫煙に関する意識も変わるのではないか。
どこかの病院が先陣を切らねばならないであろう、と。
県立尼崎病院が先陣を切る!
という宣言はなかったのが残念ですが。
今後の医療機関の取り組みの方向性が見えたように思いました。
県内の飲食店などについては、
ぜひ禁煙ステッカーの張ってあるお店を選んで行きたいものだ
と思いました。
バラ、アジサイ、カーネーション、トルコキキョウ、ボタンなど
★新型インフルエンザ情報
長野県上田地域で新型インフルエンザの発生がみられています。
定点あたり2.6程度なので散発的ですが。
まだ2009A/H1に感染していない人はかなりいますので
どこで散発的に発生してもおかしくない状況です。
うがい手洗いをしっかりおこなってください。
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