インフルエンザは死ぬことがある病気
昨日は広島市中区の とある委員会に出席してきました。
私が医師会の仕事をしているのは この委員会だけなのですが、
医師会長や他の理事の方々の活動、スケジュールを聴くにつけ、
頭が下がります。
それでなくてもお忙しいのに、大変です。
私に振られた仕事は
出来るだけ早く取り組もうと思った次第です。
ところで、
インフルエンザでは死亡者が出ます。
抵抗力の低い高齢者や子どものことが多いのですが
時には働き盛りの人も犠牲になります。
患者と看護師死亡=インフル院内感染―長野
時事通信 1月19日(月)18時29分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150119-00000117-jij-soci
インフルエンザでは
脳症や肺炎など、インフルエンザウィルスそのものによる重大な病態を引き起こすことがあり、
これは相当きびしいです。
どちらも私は直接担当したことはありませんが、
担当された主治医のお話を聞いたことはあります。
タミフルや点滴があるじゃないか、という簡単なものではなく、
壮絶な戦いとなります。
インフルエンザから引き続いて細菌性の気管支炎や肺炎をおこすこともあり
高齢者のインフルエンザ関連死亡の多くはこれです。
90歳以上の高齢者の死因の一番は肺炎です。
肺炎はこわいんですよ。
インフルエンザ→肺炎→死亡となった場合の死因病名は肺炎と書かれます。
でも、上記でおわかりのように、
高齢者ではインフルエンザが死亡のきっかけとなりえます。
今年の流行はA香港型で、症状が重くなる人が多いです。
高熱と筋肉痛・関節痛で、待合室でグッタリされているので
問診をする前にもうあらかた診断予測がついてしまうくらいです。
こんなに苦しい思いをするのに
若い人ではワクチンを接種されている人が少ない。
今シーズンのワクチン接種は終了していますので次のシーズンからですが、
ワクチンはぜひ受けてください。
広島市では19日付、38校で学級・学年閉鎖が出ています。
2学年で学年閉鎖の学校もあります。
今回はじめて 区ごとにまとめられて発表されています。
中区の幼稚園では欠席者数が減り始めている、との情報がありますので
今週がピークでしょう。
手洗いマスク咳エチケット、よろしくお願いいたします。
広島三越 レストランランドマーク
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。
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