エンド・オブ・ライフ・ケアとは
平成24年度 厚生労働省 在宅医療連携拠点事業の報告書提出が終わりまして、
のんびり出来るはじめてのお休み、のはずでしたが。
昨日は東京の日本内科学会に参加してきました。
専門医制度がどうなるか先行きわかりませんが、
土台になる内科学会の認定資格を維持しておかないと
その上に位置する専門科目の専門医の資格も維持できません。
実践的生涯教育プログラム に参加してきました。
エンド・オブ・ライフ・ケアについて
~尊厳をもって生きるために~
講師:淀川キリスト教病院 田村恵子先生
緩和ケア、というと
癌に特化したイメージがあります。
緩和ケア病棟に入院できるのは癌とエイズ患者のみです。
しかし
在宅緩和ケアをやっていると
対象者は癌だけではなく、
終末期をむかえている全ての人が対象なんです。
で、
疾患を限定しない用語として
エンド・オブ・ライフ・ケア
という名称が1990年代から使われるようになってきています。
ただし、
まだ新しい名称のため
北米と、日本・ヨーロッパでは微妙に概念が違うそうです。
北米では広い概念、
日本・ヨーロッパは狭い概念(=ターミナルケア、≒緩和ケア・ホスピスケア)
今後はエンド・オブ・ライフ・ケアという言葉を
よく目にするようになると思います。
論文や著書を読む時には
どういう背景で書かれているのか
ちょっと注意が必要かもわかりませんね。
在宅看取りに対応している医療機関はどこもそうですが、
当院も癌緩和ケアに特化しているわけではなくて
エンド・オブ・ライフ・ケアに対応しているわけです。
御希望があれば御相談ください。
ひよこ100周年ストラップ
★新型インフルエンザ情報
北京でも患者が出てきましたね。
ヒトーヒト感染が生じているのか。
いつ警戒態勢にはいってもいいように
準備が必要ではあります。
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