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ケアマネージャさんの負担軽減へ 吉島モデル

2025年06月7日  

昨日は、ほぼ曇りで、思ったほど暑くなりませんでしたね。
本日も そこまで日が差さない予報です。
日曜日の傘マーク、消えましたね。
とうかさん 楽しみましょう。

昨日昼の往診・訪問診療のときに、露店はすべて開いているし、
ベビーカステラ買ってもらって帰る幼稚園児も見ました。
いい思い出になると いいですね!

 

カープですが。
羽月選手、すごいですね。
スペシャリスト、すごい!
森下投手に勝ちがついて よかった。
今日は床田投手です、応援しましょう!

 

さて、
昨日は 吉島圏域多職種連携会議でした。
地域の多職種が連携をとることで 地域のみなさんの生活を支えます。

在宅の患者さんが 病院受診・病院搬送になったときに
誰かがついていく、連れていく。
ご家族がいれば ご家族が対応されるでしょうが、家族がいない人は どうしますか?
という具体的な事例で考えました。

多くの場合は
ヘルパーさんが連れていく。ケアマネージャさんが連れていく。
という答えになるでしょう。

ヘルパーさん、ケアマネージャさんが 「仕事」として 病院受診付き添いするわけですから
そこには報酬が発生する、と 思うでしょ?
ところが そうじゃないんです。

病院に連れていく、ということには 介護報酬が発生しますが、
病院に着いてしまうと、院内の介助は「医療機関側がおこなうべきことがら」とされていて
介護側には報酬は発生しないんです。
診察、検査、治療に 何時間かを要しても、ヘルパーにもケアマネージャにも報酬は発生しない。
ただ働き、ボランティアベースの時間となるのです。
介護タクシーも 何時間かかるかわからないのでは 「自費にしてください」と言われます。

病院受診に何時間かかるかわからないのに、人を出すことは出来ない、と
断られるヘルパー事業所も多い、ということが 実際にあります。
じゃあ、誰がやる?
しかたないので ケアマネージャが 「犠牲的精神」で ただ働きしている、ということが多いのです。

 

「ケアマネージャさんがやってよ」 というのは 簡単ですが、
それは 「何時間もタダ働きしなさいよ」、と言っているのと 同じことなんです。
しかも
その時間内に転倒骨折などの事故がおこれば 誰が責任を負う?
タダ働きで 責任だけは負わされる。
その時間、ほかの仕事が出来ませんので、他の利用者さんに迷惑をかけたり、残業も発生しますが
だれも それは補償してくれません。
夜間でも休日でも、「ケアマネでしょ、やって当然」と言われる。
ありえないでしょ、というのが 現状なんです。

 

ケアマネの負担軽減へ“なんでも丸投げ”を是正 厚労省方針 市町村主体で支援体制を検討
介護ニュースJOINT 2024年11月8日
https://www.joint-kaigo.com/articles/31276/

国や市町での検討はすすむと思いますが、
まずは現状をみんなに知っていただく、というところで 吉島圏域多職種連携会議のテーマとしました。
そして
吉島圏域は それだけに終わらず、「解決策」を提示する、というのが すばらしい地域です。

 

在宅患者さんで 病院・医院への受診に ヘルパーかケアマネージャが連れていく必要がある場合。
「何時に受付、何時に終了」というのが わかれば
引き受けていただけるヘルパー事業所も出てくるであろう。
ということで
ケアマネージャと病院・医院側が事前に情報交換をおこない、
診療枠を別に設定していただき、「時間が読める」ように 出来ないか。

昨日は この「吉島モデル」の提案まで いきました。
あとは 実現に向けて 吉島圏域の医療機関で具体的検討に入ります。

吉島圏域は 新型コロナのときにも 「新型コロナ対応 吉島モデル」をいちはやく打ち出し、対応しました。
そして、吉島モデルに近いものを のちに行政・医師会が設定することとなりました。
今回の吉島モデルも 広島市のモデルになるものを、と 私どもは考えております。

吉島を日本一にしよう!
アイデアは次々に出てきます。
それもこれも 懇親会ブレインストーミングが活発なおかげです。

昨日の懇親会会場は心屋さん。
全国の日本酒がそろっています、すばらしい。
https://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340116/34000485/

多職種連携会議で開会あいさつをする緩和ケア医

お店の入り口で談笑している緩和ケア医と田丸整形外科 田丸院長

懇親会風景

名刺交換風景

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【業務連絡】医師募集
病院の合併・統合など、あるいは医局人事などは、
働く人間 個々の想いを超えた部分での話となります。
もう病院は辞めようかな、と思われることがありましたなら
ぜひ当院にも御相談ください。
お気持ち・お話を聞かせてください。
そして、在宅診療という 新しい世界で 私たちと一緒に働きませんか?
常勤でも 非常勤でも。
御連絡お待ちしております。

森鴎外の孫、小堀鷗一郎医師は、70歳をすぎてから 外科医をやめて在宅医に転身されておりますよ。

【おまけ】
当院では 春レク、夏レク 等で、職員のカープ観戦をおこなっています。
昨年からはサンフレ観戦も おこなっています。
カープ、サンフレファンの医師のかた、当院に就職すれば いいことありますよ。
釣り部もあります。
釣り好きな医師のかた、当院にくれば一緒に釣りできますよー。

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