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スギ花粉症舌下免疫療法その2

2014年09月3日  

カープ、巨人戦初戦、痛かったですね。
出だしがよかったようですし、
杉内も5回で100球以上と、調子は良くはなかったようで
打線も16安打(巨人より多い)でしたのにね。
私はラジオを聞き始めたのは、追加点を入れられた場面から。
その後、2点かえして2点差、走者2人で打者梵、
一打出れば同点、という場面で
なんとラジオの電池切れ。
お風呂でも聞ける防水ラジオだったので
ドライバーでネジをはずしてふたを開けなければ電池交換ができない代物。
電池を入れ替えた時にはカープの攻撃は終わっていました。
残念!
今日はマエケンです。応援しましょう!


さて、
スギ花粉症舌下免疫療法の続報です。
発売日が決まりました、10月8日です。
当院では、電子カルテに薬剤を登録する必要がありますので
10月15日開始を予定しています。
御了承お願いいたします。
取扱い開始時には、当ブログでまたお知らせいたします。

鳥居薬品ホームページ プレスリリース2014年9月2日
http://www.torii.co.jp/release/2014/140902.html

なお、
この治療法は、患者さん側の理解が必要です。
誰でも受けられる治療法ではありませんし、
場合によっては命にかかわる副作用もおこりうる治療法です。
理解できない人は受けるべき治療法ではないことを
御理解ください。
当ブログが読める方(インターネット環境にある方)は、
最低限の知識は、インターネットで取得してください。
上記、製薬会社のホームページなど 情報は出ています。
すでに診療時間が終わった夜中に医療機関に電話してきて、
「おたくで この治療法受けられますか?
健康保険がききますか?」
など 聞いてくるような人は
この治療は受けない方が お互いの身のためです。
厳しいようですが
説明が理解できないような人・指示が守れそうにないと思われる人には、
当院ではこの治療は施行しませんので
御了承ください。
「死ぬかもしれない治療法だ」、という認識を持ってください。
よろしくお願い申し上げます。

鳥居薬品ホームページには、以下のように書かれています。
***
特に舌下減感作療法は、患者さんが自宅で毎日服薬を続ける治療であるため、起こりうる副作用や その際の対応も含め、患者さんご自身の治療法に関する十分なご理解が重要になります。
当社では、減感作療法に関する正確な情報の普及のため、一般向け情報提供ウェブサイトを開設しております。
***


対象者:12歳以上の小児および成人。
(注:当院では未成年者には対応しません。
 成人のみに限定させていただきます。)

使用方法:ごく少量から開始し、2週間かけて維持量に増量します。
 維持量で3-5年、治療を維持します。
1日1回舌下に滴下し,2分間保持した後飲み込み,その後5分はうがいや飲食を控えること。

初回治療についての特別な注意:
 初回治療では、アナフィラキシーショックが生じる危険性があるため
 特別な注意点があります。
・初回治療後 最低30分間は医療機関内にいて状態が確認できること。
(=診療終了時刻の少なくとも1時間前には来院してください。
 その後の初診来院には対応できません。
 当院の場合、院外処方箋を発行しますので、
 処方箋を薬局に持参して薬を当院に持ち帰っていただき、
 そこで初回内服していただいて、院内観察となります。
 薬局での手続き時間等を勘案すると、終業1時間前が限界です。)
・スギ花粉の飛散時期には、新たな開始が出来ません。
(=実質上、1月から5月は開始ができません。)

対象とならない方
・重度の気管支喘息患者
・悪性腫瘍、または免疫系に影響を及ぼす全身性疾患(たとえば自己免疫性疾患など)

維持期についての注意:
 ・連日服用することが必要です。
   維持期の1日薬価は100.8円です。
 ・新発売後 1年間は2週間分しか処方できません。
 ・治療が継続できず、間隔が空いてしまっての再開の場合には
  アナフィラキシーをおこす危険性がありますので
  初回治療からやりなおしとなります。
  院内での30分間の観察も必要です。
つまり、
当面の対象は2週間ごとに医療機関を受診できる方に限られます。
なお、
診察を受けないで、家族や知人が薬だけを受け取りに来る、
というのは法律等で禁止されています。
==無診療投薬の禁止==
かならず本人が診察に来ることが条件となります。
当院では、「薬だけください」には対応しておりません。
通いやすい、近隣の医療機関で受けるようにしてください。

このように
少なくとも3年間、
きちんと(2週間ごとに)通院できる人、
だけが対象となる治療方法です。
しばしば薬の飲み忘れがおこる人は
本治療法は推奨できません。


繰り返しますが
本治療法は、
「アレルギーをおこしている物質を体内に入れる」、
という治療法です。
アナフィラキシーという「命にかかわる事態がおこる危険性のある治療法」だ、
ということを十分に御理解ください。
使用方法、連日の服用・定期的な通院、
副作用発生時の対応などが理解できない人は
この治療法を受けないでください。
命にかかわります。




最近食べたお菓子
源吉兆庵 福渡せんべい

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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