タミフル早期に使用すべきか
9月16日開催された病診連携セミナーに出席しました。
テーマは 「関節リウマチ治療の最近の進歩」
講師は県立広島病院 前田裕行先生です。
生物製剤の具体的な導入判断などについて
ディスカッションをおこなうことができました。
リウマチの方、
古い昔の治療を受けていませんか?
新しい治療法について、検討されましたか?
リウマチ治療は5年前と現在では全く別物になっています。
専門医に御相談ください。
写真は日本水ロケットコンテスト2009中国地区大会の様子。
水ロケット工作について、説明を聞いています。
よく飛ぶロケットを作るには、いくつも注意点があります。
★新型インフルエンザH1N1情報
日本感染症学会は15日、新型インフルエンザの感染が疑われた場合には、軽症でも、タミフルなどの治療薬を早期に投与すべきだとする提言をまとめた。
世界保健機関(WHO)は、6歳以上の若年者や64歳以下の成人で、かつ軽症の場合、治療薬の投与は不要とする指針を示している。これに対して、今回の提言は「WHOの指針は治療薬の備蓄が少ない国々の事情を踏まえたもの。備蓄が豊富な日本では、感染が少しでも疑われたら、できるかぎり早く治療薬を投与すべきだ」としている。
Yomiuri online 2009年9月16日10時40分読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090916-OYT1T00336.htm
日本の指針と、世界の指針とで食い違いが出てきたわけです。
これまで、日本は世界のタミフルの8割を消費してきました。
日本だけ、世界のインフルエンザ治療の「異端児」だったのです。
日本の国民はインフルエンザになればタミフル、と思っていますが、
世界的にみればそんな国は他にはなく、
インフルエンザになれば家で休みなさい、という対応の国がほとんどなのです。
その相違が、今回の日本感染症学会の提言となってくるわけです。
日本のやり方が正しいのか、
それとも日本のやり方はお金と資源をムダにする「金持ち国のおバカ医療」なのか、
まだ誰にもわかりません。
もちろん、妊婦や持病のある人などについては
どこの国の指針でも ただちに(検査結果を待たずに)タミフル使用 となっています。
私は、タミフルの早期使用には反対はしませんが、
トリインフルエンザH5N1用の備蓄には手をつけないで残しておくべきだ、と
思っています。
H5N1はエジプト等で発生はまだ続いているのです。
★17日から、厚生労働省 → 県 を経由して、インフルエンザ情報が立て続けに発表されています。5月時期ほどではないですが、かなりの情報量です。
昨日のNHKニュースも、この情報をもとに報道されていました。
要点要点はその都度このブログでお伝えしていきます。
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