ナナパパ主催のオフ会
昨夜はナナパパ主催のオフ会に夫婦で参加させていただきました。
パソコン画面でしか知らない人同士が集まって
多くは初対面なのに それでも共通の話題がベースにあって話がはずむ、
なんていうのは 考えてみれば不思議ですね。
とても楽しい時間をすごせました。
みなさん、ありがとうございました。
ナナパパのブログは 反面教師!(親馬鹿チャンリン2)
http://blog.goo.ne.jp/yuusakata/
心に残る出会い12 肝臓癌のTさん
毎月最終の日曜は、心に残る出会いです。
Tさんは60歳、船員で、お酒が大好きでした。
肝臓を悪くして精密検査を受けたところ肝臓癌が見つかり
手術を受けました。
しかし、入院すると禁酒しないといけません。
手術後は早々に退院して、毎日お酒を飲んでいました。
子どもたちは独立し、夫婦二人の生活でしたが
奥様はフルタイムの職業人です。
Tさんは日中は映画を見たり、寝たりして過ごしておられました。
次第に肝硬変となり、腹水も出てきました。
自宅は2階にあり、階段の上り下りがむずかしくなりました。
それでも飲酒はやめられず、ついに通院も困難となったため
私たちに依頼があり訪問診療がはじまりました。
もともと明るい人で、昔のできごとなど面白おかしく話をされるTさんでした。
よっぽどしんどい時の表情は暗いですが、
そうでない限り、笑顔の絶えない訪問診療でした。
最初は黄疸がひどく、腹水パンパン、食事もほとんど食べられず、
とても長くはもたないだろう、と思われましたが
訪問診療・訪問看護も入りいろいろ工夫することで腹水が減り、
腹水が減って腹が楽になると食欲がでてきて、
なんと黄疸も徐々に低下してきました。
しかし、なかなか思うほどには楽になりません。
そこで、
腹水を静脈に返すシャントという管を埋め込む治療はどうだろうか、
(デンバーシャント)
ということを病院の先生と相談しました。
黄疸がひどいと適応にならないのですが、なんと黄疸が適応基準内に下がってきたのです。
腹水による腹部膨満が苦しく、このために食欲が出ないのを何とかしてみよう、と。
苦痛を軽減するための策でした。
シャント施行後は腹水が減り、楽になりました。
食欲もまずまず出てきて、栄養状態も徐々に改善しつつありました。
子どもさんたちやお孫さん達も会いに帰って来られ、
楽しいですよ~とおっしゃっていました。
ある日、高い熱が何日か続くので検査・治療目的で再び入院しました。
入院して数日したところで、食道静脈瘤が破裂。
これが命取りになってしまいました。
奥様は「初めはもう命がないものと思っていました。
おかげさまで夫婦二人でおだやかに数ヶ月過ごせて
ほんとうによかった、ありがとうございました。」とおっしゃっていました。
写真はオフ会のメインディッシュのお肉
★新型インフルエンザ情報
インフルワクチンの製造株が決定
6月23日21時0分配信 医療介護CBニュース
厚生労働省は6月23日、今年冬の流行に向けて製造する3価インフルエンザワクチンの株を決定した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100623-00000011-cbn-soci
これまでの季節性インフルエンザのワクチンには
3種類のウィルスが含まれていました。
Aソ連H1N1、A香港H3N2、B型 の3つです。
このうち、今回のワクチンでは
Aソ連の代わりに2009A/H1N1pdm(いわゆる新型インフルエンザ)を
加えることが決定しました。
予測されている話で、そういうもんだと思っていましたが
正式に厚生労働省が発表したのが23日だったようです。
これで、今シーズンは
季節性インフルエンザのワクチンの中に新型ワクチンが含まれることになります。
季節性と新型の2つのワクチンをうつ必要はなくなりました。
昨年のような混乱はない、と思われます。
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