マニュアルの問題点
2012年02月22日 :緩和ケア医のつぶやき
高齢者施設などでインフルエンザやノロウィルス集団感染が続いており
死亡者が出ています。
仕方ない面、防ぎようのない面もあるのですが。
どんなに気を付けて対応していても
とくに高齢者では急死・突然死することはあります。
行政が施設の立ち入り調査などおこなうときに
マニュアルが整備されているかどうか、
ということは重要ポイントとして確認します。
マニュアルを作るよう指導がされるのですね。
でも、
活用されないマニュアルでは意味がありません。
各務原の老人施設ノロウイルス感染:マニュアル守られず 手洗いも不徹底 /岐阜
毎日新聞 2月8日(水)11時54分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120208-00000063-mailo-l21
お上に命令されて書類整備のために作られたマニュアルではなく、
職員がいつも参照できる 簡単手軽なマニュアルのほうが
実効は上がるでしょう。
当院では昨日 職員対象に感染対策研修会をおこなっています。
(医療機関は年2回の研修が義務づけられています)。
マニュアルもありますが、
マニュアルをいかに脱却するか、が研修の眼目なのですよ。
今週の花
★インフルエンザ情報
地元で流行しています。
吉島幼稚園、吉島小学校、吉島東小学校で学級閉鎖です。
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