ミズムシから末期がんまで
さて、胴上げ日がいつになるのか、気になる時期ですね。
予想しながら、一杯飲みながら、ワイワイ楽しみましょう。
優勝日予想が出来る、というのも カープが強いおかげです。
カープ、ありがとう!
当方は9月13か14日あたりの地元戦を想定しております。
巨人は、菅野、マイコラス、田口、畠という投手が好調です。
CSで当たるなら横浜より巨人のほうがよい、という説は あまり賛同できないと思っています。
短期決戦では巨人の投手陣はこわい。
巨人にはおとなしくBクラスに沈んでおいてほしい。
そのためには今日からの巨人3戦線で、巨人に引導を渡したいところです。
今日は野村投手です、応援しましょう!
さて、
臍帯血輸血にかかわった業者や医師など軒並み逮捕されています。
とりあえずは、業者に焦点の記事と、医師に焦点の記事と、2つを紹介します。
さい帯血の違法投与で販売業者ら逮捕へ
NHK 8月25日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170825/k10011111331000.html
「水虫から末期がんまで」臍帯血、有効性疑問のまま販売
朝日新聞デジタル2017年8月28日
http://www.asahi.com/articles/ASK8W3H8GK8WPTIL002.html?iref=comtop_list_api_n03
まずは業者ですが。
医薬品類のなかには、冷蔵保存あるいは冷凍保存が必要なものがあります。
温度が上がると、活性が落ちたり、感染を起こす(=腐る、と言ってもよい)ものがあるのです。
適温で保存、搬送しなければいけない。
これをコールドチェーン と呼びます。
身近なところでは インフルエンザのワクチンなど。
問屋から購入した医療機関が、きちんと安全に規定どおり温度管理をやっていた、という保証がありません。
ですからワクチンは 問屋への返品は出来ない商品、という扱いになります。
余ったから返品する、とか
他に不足している地域があるから返品のうえその地域で使用を、とは言えない商品なのです。
いったん溶けてしまったアイスクリームを
開封してないので返品します、とか スーパーに言ったとしても 相手にしてもらえないでしょ。
同じことなんです。
溶けたかもしれない、というものは 医療では再使用できないのです。
細胞を保存するには 通常は冷凍保存します。
液体窒素のタンクのなかに沈めておきます、物によりますけれど。
倒産した会社の細胞が出回ったようですが、
きちんと継続して温度管理できていた物である、という保証はどこにもありません。
液体窒素の補給が途絶え、温度があがれば 冷凍していた細胞が解凍され死んでしまいます。
倒産した会社の保管していた細胞類は「生ゴミ」と考えておくべき物です。
売ろうとした人は それを知って売っているので犯罪行為です。
2番目。医療機関の側。
アトピーから癌まで何でも効く、
というのは ニセ医学の代表的なうたい文句である、
ということは
当ブログで何度も何度も御紹介してきました。
「ミズムシから末期がんまで」とか「若返り」と言われたら
その瞬間に ニセ医学と見破ってください。
ニセ医学の典型パターンなんですから。
そこに何百万円も支払うなんて・・・。
昨日の中国新聞朝刊には きびしい言葉がちりばめられておりました。
・安全性が不透明な臍帯血が使われた可能性が
・自由診療クリニックでは科学的根拠のない高額で悪質な医療が横行する
・末期がん患者の弱みにつけこむ悪質なケース
・根拠なく高額な対価を得ている医療が野放し
・実際は臍帯血輸血でなかった可能性
・人の命を軽んじて利益を得ていた
どうですか?
厳しい言葉が並んでいるとは思いませんか?
信頼に足りる自由診療クリニックは、ないのです。
信頼に足りる自由診療行為はないのです。
効くはずがないんです。
そもそも、その治療法を実施したかどうかも わからないんです。
こうした悪徳医師・悪徳クリニックを医学界から追放していく。
今はその流れがはじまったところです。
患者さんや御家族は
信頼できる医療者、医療情報サイトを見つける努力をしましょう。
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