リウマチの診断基準が変更に
学会での報告を一つだけ御紹介します。
関節リウマチの診断基準、新しいものが作られています。
ある病気について検討するときに、
みんながバラバラな病気について検討していたのでは
比較も何もできません。
そこで、みんなで本当に同じ病気について検討できるように
というための基準が 診断基準 と呼ばれるものです。
これまでのリウマチの診断基準は
「明らかに、これは間違いなくリウマチである」
というグループを確定させるための基準でした。
しかし
今やリウマチは早期に診断治療をおこなえば
治癒が期待できる病気になってきています。
そこで
今度の新しい基準は、
「いかに早期にリウマチ患者を見つけ出してくるか」、
という点を重視した基準となっています。
リウマチだ、と診断されて
抗リウマチ薬だけを使用されていた場合と
早期から生物学的製剤を使用された場合とで
病気をおさえこめる率に 明らかに違いがある、というデータも出ています。
つまり
リウマチを早期に診断することが重要、
診断したら早期に生物学的製剤を使用するのが重要、
ということです。
関節変形などが完成した段階でリウマチの診断をつけることは容易です。
しかしリウマチを早期に診断する、ということは
典型的な症状・所見が出そろっていない段階であり、
リウマチ以外の病気を除外診断することが重要である、
ということでもあります。
これはリウマチ専門医の仕事です。
関節が腫れる・痛む、という方は
できるだけ早期にリウマチ専門医を受診してください。
当院院長はリウマチ学会専門医です。
めかりパーキングエリア。
3月の光景です。まだ元気な頃のジャムくん。
後ろは関門橋です。
犬を連れて休憩するには 特に何の設備もないところなのですが、
帰りに九州みやげを買うため ここで休憩。
(王司PA上り線の売店は7月まで休止中です)
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。
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