ワクチンで子どもを病気から守る
ワクチンで防げる病気のことを
VPD (Vaccine Preventable Disease) と呼びます。
今回、日経トレンディがわかりやすい連載記事を出しています。
以下に、質問がありまして、
これに対する回答が出ています。
ぜひお読みください。
ワクチンが受けられれば子どもは犠牲にならなかった…どうしたらVPD被害はなくなる?
nikkei TRENDYnet 11月24日(水)11時29分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101124-00000003-trendy-soci
任意接種は「受けなくていい」は間違い! 日本の予防接種は“非公開・情報不足”だらけ?
nikkei TRENDYnet 12月6日(月)11時6分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101206-00000002-trendy-soci
Q1 脳が侵される!? 細菌性髄膜炎って誰でもなるの?
Q2 そんなにもたくさん、VPD被害にあった子どもがいるもの?
Q3 ワクチンでなく、早期発見・早期治療ではダメなの?
Q4 どうしたらVPD被害はなくなるの?
Q1 予防接種法の法定接種=国民には接種義務がある?
Q2 一部インフルエンザワクチンが「法定接種」に。なぜ?
Q3 任意接種は「受けなくていい」は間違い?
Q4 「医師や病院は病気を治してくれて当然」なもの?
Q5 ワクチンを打たずにVPDにかかる人数、後遺症が残る人数、死亡する人数などのデータはどこにあるの?
Q6 “時代遅れ”な国、日本のドラッグラグってどれくらいある?
回答・解説は記事を御覧下さい。
さて、
子宮頸がん予防ワクチンということでHPVワクチン接種を
という運動をされている方がたくさんおられます。
それはそれで大事なことです。
HPVワクチンがありながら 知らない、知らないので接種しなかった という状況で
子宮頸がんになってしまう、という事態は避けなければいけません。
かなり避けることが可能になると期待されるのです。
でも
私の個人的意見としては、
乳幼児のワクチンを忘れてはいけませんよ、というように思います。
今回の補正予算にて
HPVワクチン、Hibワクチン、小児肺炎球菌ワクチンの3つに
予算措置がとられることになりました。
無料になるのか、一部自己負担があるのかは別として、一歩前進です。
多くの市町では無料化されるようです。東広島市は無料のようです。
広島市ではどうでしょうかね。
県の補正予算で、費用の1/2は県が補助することになっています。
湯崎知事、やりますね。グッジョブ!です。
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/page/1291620749139/files/q.pdf
このほかにも
B型肝炎ワクチン、ポリオ不活化ワクチン、
百日咳ワクチンの追加接種(10歳頃)など
取り組まなければいけないものが まだまだあります。
世界標準のワクチン行政からは、まだ遅れているのです。
母親のみなさんがプラカード持って厚生労働省前で
「必要なすべてのワクチンを子どもに! 無料で!!」 と
デモ行進をしてもいいくらいだ、と思います。
こども手当なんかやめて、ワクチン予算にまわせばよいと思っています。
写真は、はやぶさカプセル巡回展のときの呉やまとミュージアム。
開館時間前の大行列の光景です。
いまは 「あかつき」 のニュースがたくさん。
はやぶさは、もう人々から忘れ去られるのでしょうね・・・。
★インフルエンザ情報
Yahooニュース 読売新聞 12月7日(火)19時24分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101207-00000801-yom-sci
昨年流行した2009A/H1の抗体をもっているかどうか
調べた結果が報告されています。
これによると、
5~24歳では抗体を持っている人が6割いるそうです。
これでは学校を中心とした大流行はおこりません。
今年の流行がA香港型になっているのもわかりますね。
6割というのはずいぶん多いです。4割程度かと思っていました。
2009A/H1は、もはや大流行をおこす状況になく
「新型インフルエンザ」と呼ぶのはやめるべきですね。
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