中小病院も 生き残るのが難しい
昨日は訪問診療の間は大雨ではなくて助かりました。
本日23日の日曜日は 市民公開講演会があるので、
大雨になると 参加者のみなさんが困ってしまいます。
できれば小雨程度でおさまってくれれば、と 願うばかりです。
JRは雨対応で 計画運休など本数の減便などがあるようですが、
山陽本線はとくに変更ないとのことです。
(22日 23時の時点で)
気をつけて御来場ください。
カープですが。
末包選手、大きなケガでなければいいですが。
大瀬良投手ほか投手陣はさすがですね。
栗林投手が四球を出さなければ最高です。
やはり矢野選手は下位に置いておいたほうが いいように思います。
意外に打つ7番、とか。
意外性追求で いいんじゃないでしょうか。
今日は玉村投手です、応援しましょう!
サンフレも勝利、いいですね!
2連勝すれば2位まで上がれる可能性のある勝ち点差となってきました。
応援しましょう!
さて、
診療報酬の改定ですが。
内科系クリニックは減収ほぼ確定ですが、
中小病院も 生き残るのが難しくなっています。
「賃上げせよ」と首相は言うのに、診療報酬は下げられますので、「無理言うな」という話です。
4択となります。
1:早期の倒産・閉院を選ぶ。
2:賃上げするが、 そのかわり 従業員を解雇する。
3:賃上げは「努力目標にすぎない」と割り切って、賃上げしない。
むしろ、経営悪化でボーナスを減らし、「賃下げ」する。
4:賃上げするが、その収入源としては「グレイゾーンは全て請求」をおこなって 返還を求められたらバンザイ解散する。
「180のベッドがこつ然と無くなった…」 地域医療を担った病院の破産に波紋広がる【長崎県佐世保市】
テレビ長崎 2024/6/21
https://news.yahoo.co.jp/articles/f404c7e881aa759eb771bd5d201583d0453edd96
今年3月、債務超過状態に陥り、6月に破産、ですので、
「今後の経営改善の見込みはない」と 自他ともに判断した、ということになります。
6月からの診療報酬改定のシミュレーションで 赤字拡大・債務拡大が確実視されたのでしょう。
今後の努力で何とかなる、というレベルでは なかったのでしょう。
***
医療機関の破産は2023年度から急増しています。
***
とのことです。
実はこれが財務省の狙いでもあり、
厚生労働省の狙いでもありますので、この流れは 今後も変わりません。
医者は儲かっている、医療機関は儲かっている、という人も いまだにいるようですが、
「抜け穴を利用した例外」が目立つだけ、と思います。
医療機関の全体像というか、平均的な姿を 知っておいてもらう方が 建設的な議論になるかな、と思います。
Yahooニュースで御紹介していますので、
コメント欄の上位を何件かだけでも読むことを お願したいと思います。
医療機関を締め付ければ その時は 溜飲が下がるかもしれませんが、
その数年後には 「自分の首を絞めている」ことになります。
・今後このようなケースは増えることが予想されます。
・よく病院や医師が「儲けている」と勘違いしているSNSの投稿を見ます。
国が医療費削減のために病院がとれるお金をどんどん減らしている(診療報酬改定)のに、医療に使う物品の額や光熱費などはどんどん上がっており、地域の病院は厳しい状況にあると思います。
・過疎地域の救急は諦める。過疎地域に居住し続けるのなら、デメリットも含めて居住する必要がある。
・本当に無いと困る地域医療に欠かせない病院にこそ国が手を差し伸べなければこの先どんどん破綻して、子供の未来どころじゃなくなる。
・・・
映画監督 信友直子さんの市民公開講演会「人生会議やってみん?」
日時:2024年6月23日(日)14時から
会場:東広島市芸術文化ホールくらら 小ホール
信友監督は呉市出身です。
・映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』(2018年)
・映画『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえりお母さん~』(2022年)
など。
参加は無料です。
まだ少し席はあるようですので、「どうしても聞きたい」方は 会場に直接おこしください。
ただし、必ず席があるとは限りませんので、聴講できない可能性は御了承ください。
https://songenshi-kyokai.or.jp/chugoku/archives/505
1月17日、私どもの本が出ました。
紀伊国屋WEB
在宅緩和ケア医が出会った「最期は自宅で」30の逝き方 – 光文社新書
髙橋浩一
価格 ¥924(本体¥840)
光文社(2024/01/17発売) 電子書籍もあります
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784334101992
公民館、集会所などでの講演など、お引き受けいたします。
日程次第です、御相談ください。
【業務連絡】医師募集。内科・外科・総合診療科・緩和ケア科に限りません。
新型コロナ対応をきっかけに
「医療の在り方」、「医療の目指すべきもの」について
考えを深めた方・考えを改めた方も多いと思います。
もし
「今は東京や大阪(等)で働いているが、地元広島に帰って働きたい」
とか
「病院勤務医よりも もっと患者に寄り添いたい」
「今の病院の勤務形態では 体を壊してしまうのではないか」
「これだけがんばって働いているのに、むくわれないというのは、病院というのはおかしいのではないか」
など考えはじめた医師の方は どうぞ当院に御連絡ください。
「給料よりも 生きがい・働きがい」を求めている方、よろしくお願いいたします。
(「給料優先」という方は、イナカの病院なら「過疎地手当」が上乗せされますし、
医師求人サイトで探されると「高給優遇」のところは見つかると思います。
ただし、高給優遇で求人するということは、キツい職場、あるいは やりがいは少ない職場だ(やり手がいない)という覚悟は必要です。)
広島はコンパクトな街で、衣食住、そして働くにも子育てにも いい所だと太鼓判押せますよ。
当ブログを御覧になり、院長の理念に賛同された方、どうぞ御連絡よろしくお願い申し上げます。
在宅診療は楽しいですし、在宅緩和ケアは やりがいありますよ!
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