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住み慣れた家で死ぬということ

2009年12月23日 ,, 

★新型インフルエンザ情報
中区は流行下火に。
国の感染症情報センターが、各地の流行状況をまとめて発表しています。
各保健所ごとの流行状況について
注意報レベルは黄色、警報レベルは赤色にマップが色分けされています。
広島県は、まだ赤色(警報レベル)ですが、
ただ1カ所、広島市中区だけが 赤でも黄色でもないのです。
→ マップ

なんで中区だけ流行下火?
まわりは全部警報レベルが続いているのに。
不思議ですね。
でも確かにインフルエンザで受診される人は ほとんどいなくなっています。
実感からしても この情報は確かなようです。

ジャムくん。1ヶ月くらい前、屋上プランターにて
これはプチトマトだな、食べられそうかな? クンクン。
091126_142219jam tomato.jpg
本日のお勉強
住み慣れた家で死ぬということ
~あなたの家にかえろう、在宅ホスピスの現場から~
肺癌(日本肺癌学会誌)2009年8月
さくらいクリニック 櫻井隆 先生
要点
ほとんどの人が住み慣れた所ではなく、病院という本来医療を提供するはずの場で、人生最期の時を過ごして亡くなっていく。
患者を受け取る病院サイドも緩和ケアの延長線上にある終末期医療への対応が負担になってしまう。
病院、医療依存型の往生際ではなく、住み慣れた家であたりまえに過ごして有終の美を飾る。
そんな地域での死を支える在宅ケア、地域の看取りの文化を再構築できればいい。

あなたもわたしも/
仕事が終われば家へかえる/
それと同じように/
人生という仕事が終わる時には/
家にかえろう

肺癌というのは、非常にやっかいな癌です。
手術できる早期発見の人は3―4割程度。
あとの方は抗癌剤で治療しても長期生存はほとんど期待できないのです。
しかも進行がかなり早い。
緩和ケアというのが、肺癌学会で大きく取り上げられているのは、そういう理由なのです。

癌だから入院しないといけない、ということはありません。
病状が悪くなったから入院しないといけない、ということはありません。
家で、すごすことができます。
私たちに御相談ください。

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