働く能力の回復
朝は寒いですね、吐く息が白いです。
昨日昼間の往診は、いい天気・いい気温だったのですけど。
公園など、落ち葉の色がいろいろ。きれいです。
さて、
11月25日(火)は
広島市医師会 産業医研修会に出席してきました。
足が痛いので、運動するはずもなく、
座学に時間を回すのに何のちゅうちょもありませんから。
講演2
慶應義塾大学ストレス研究センターが考える「これからのメンタルヘルス対策」
~「働く能力」の回復を目指した支援~
講師:慶應義塾大学 白波瀬丈一郎 先生
要点
(私なりの解釈に言葉は変更しています)
メンタル不調の人が休職し、その後復職しようという段階では
現場はいろいろな悩み・問題に直面します。
復帰してうまくいかないと、すぐ目標の下方修正をおこなうことも多いです。
しかし
例としてプロスポーツ選手のケガのあとのリハビリ・復帰のような考え方をすればいいのではないか。
ケガすれば、まず休みます。
手術したり、ギブスをつけたりする時期です。
そのあと、リハビリ期間がきます。
次には、ある程度負荷をかけながらの自主練習をおこない、
その次には紅白戦・練習試合など実戦形式の練習となります。
そして一軍復帰(職場復帰)となるわけです。
こうした流れを
期間を区切りながら本人と合意の上で
「あらかじめ」決めていきます。
実戦形式(お試し出社)などは、本人にはそれなりにストレスがかかります。
でも、そのストレスで本人は成長していく。
そして、そのストレスを乗り越えることが出来なければ
第一線で活躍することなど 出来ないのです。
そこをチームとして支援していく。
この方法を導入してから
会社に勤務し続けることの出来る人の率は20%程度アップしているそうです。
言われてみればもっともなことですが
そのような考え方・指導方法というのは
メンタル不調についてははじめて見ました。
働いてお金を稼ぐ、という意味では
プロ野球やプロサッカー選手と会社員は
なにも変わりはないですものね。
広島駅ナカ ハースブラウン
もみじあんぱん と サンドイッチ
★インフルエンザ情報
27日、東京都が流行入りを宣言しました。
11月の流行入りは7年ぶりだそうです。
今年は流行のはじまりが早いです、
ワクチンをお考えの方は早めに受けましょう。