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医薬品の不足。自給率は35%で、食品の自給率より低い

2024年07月2日  

カープですが。
いつの間にか、2位は横浜になっていますね。
今年のセリーグは どのチームも 上位進出の楽しみがあります。
パリーグは首位独走、最下位独走ですから、リーグの面白さはセリーグですね。
今日は森下投手です、応援しましょう!

 

さて、
薬が不足しています。

コロナの状況下では 一部の薬品が不足しておりました。
解熱剤とか、咳止めとか、去痰剤、漢方薬の一部など。
予想を超える大流行で、それは仕方がない面があったかもしれません。
しかし
コロナ禍があけても、一部の薬の不足は続いています。
咳止め、去痰剤、漢方の一部の入手困難は続いています。
そのほかでは
抗生物質の品不足も続いています。
点滴の抗生物質は 一般開業医には出荷制限がかかっており、問屋は病院にしか卸しません。
内服の抗生物質も 開業医では入手困難なものがあります。
たとえば
ニューキノロンという系統の抗生物質。
非常に鋭い切れ味で、いわゆる「強い薬」と考えてよい薬です。
このうち、呼吸器感染症に用いられる「レスピラトリーキノロン」という種類は
一般開業医では入手が難しい状況となっています。
「レスピラトリー」 というのは 「呼吸器」という意味です。
肺炎や気管支炎に使用される薬、という意味ですね。

大病院の先生方、とくに感染症科とか総合診療科の先生方は
「どの起炎菌を想定し、どういう薬を処方するか」 には こだわります。
処方されている薬をみて、「ああ、この先生は わかってないな」と判断されかねない状況ですが、
でも 入手できない物は 処方できないんですよ。
現場の苦労、わかってもらえるといいんですが。

 

そもそも
国民の暮らし・生命を守る薬が 国産で十分確保できないというのが おかしいのです。
・必要な薬は国産(国内製造)とする。
・その薬の製造で 会社に十分な利益が生じる薬価を設定する。
作っても赤字、という薬価では、製造から撤退する会社を責めることは出来ませんでしょう。
医薬品の製造・供給、医療の継続というのは 「国防」マターなんだ、ということなんです。

食料品の自給率は38%と言われています。
医薬品の自給率は 35%で、 食料自給率よりも 低いのです。
とくに抗生物質は ほぼ100%が海外依存となっています。
令和6年4月1日の参議院決算委員会で 梅村さとし議員(維新、医師)が質問しておりますが、
医薬品の安定供給ができなければ 国民の命を守ることは 出来ないんです。

 

舟入 パンドールの ハムカツサンド。
表記されていないけれど、カレー味でした。
朝食には 1ピースだけあれば 十分です。

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