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卵かけご飯 おすすめしません。 後編

後編です。先週4月7日の前編もご覧ください。

十分に加熱していない卵には、サルモネラ食中毒の危険性があり、
毎年のように死亡者が出ていることは前編でお伝えしました。
当院としては、生卵、たとえば卵かけご飯などは おすすめしません。
とくに高齢者、乳幼児、妊婦、免疫機能の低下している人(例:抗ガン剤で
治療中の人 など) には生卵はおすすめできません。

しかし、生卵には食中毒の危険性があるとしても、
「すき焼き」など、どうしても生卵で食べたい時もありますね。
どうすれば いいでしょうか?
この問題については、厚生労働省のHPに詳しくのっています。
興味のある方は厚生労働省のHPをご覧下さい。
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1007/h0722-1.html

ポイントだけ簡単にまとめてみました。
☆ポイント1 食品の購入
○ 卵はきれいで、ひび割れのない、新鮮なものを購入しましょう。

☆ポイント2 家庭での保存
○ 持ち帰った卵は、すぐに冷蔵庫に入れましょう。
○ 卵の保管は、10℃以下がめやすです。

☆ポイント3 下準備
○ 卵は、料理に使う分だけ、使う直前に割って、すぐに調理しましょう。決して割ったままの状態で放置してはいけません。割卵した卵を放置すると、細菌が増殖しやすくなり、危険です。

☆ポイント4 調理
○ 自家製マヨネーズは材料の卵を加熱しないで使用することから、これまでいくつかの事故例が報告されています。自家製マヨネーズを作る場合は、作ったらすぐに使い切るようにしましょう。
○ 十分加熱して調理する場合のめやすは、卵黄も白身もかたくなるまで加熱することです。

☆ポイント5 食事
○ 卵かけご飯、すき焼き、納豆など、卵を生で食べる場合には、破卵(殻が割れている卵)やひび割れ卵(殻にひびがある卵)は使用せず、食べる直前に殻を割るようにしましょう。
○ 老人、2歳以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している人等に対しては、生卵(うずらの卵を含む。)は避け、できる限り、十分加熱した卵料理を提供してください。

☆ポイント6 残った食品
○ 残った卵料理は、時間が経ち過ぎたら、思い切って捨てましょう。

写真はボタン。副院長自宅で今年も咲きました。
品種名 ハイヌーン。とてもきれいな色です。

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