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吉島地区の地震被害は

2011年06月5日  

おこりうる災害を想定し、対策をとっておくことが重要です。
昨日は断層のお話を紹介しました。
今日は足もとを考えてみます。

1:倒壊、液状化
広島市は太田川の三角州です。
吉島地区は、比較的新しい埋め立て地です。
近隣の断層による直下型大地震があると建物倒壊、液状化、これはありそうですね。
これに対しては個人レベルで出来ることはありませんねえ・・・。
家具に耐震グッズを取り付けておくくらいですね。

2:冠水・高潮
太田川流域は それぞれ堤防で囲まれています。
そこを水が超えれば、地区は冠水してしまいます。
大潮の満潮、それに低気圧(台風など)が加わったときには
今でも冠水する地区はたくさんあります。
排水ポンプの能力を超えればどうしようもありません。
今新築される家は、道路面から数十センチ玄関を高くしてあるところが多いです。

1階の床には重要な物を置かない。
これが重要でしょう。
当院では、台風の時には
電子カルテ用サーバーパソコンを机の上に避難させています。

3:津波
瀬戸内海は、東南海大地震でも そう大きな津波は来ないと思います。
多くの島が、防波堤の役割を果たして津波直撃は避けられる。
しかし水位上昇はありえます。
高潮被害が大きくなった、という状況でしょうか。
過去の東南海地震でも、愛媛、広島でも被害が出ているようです。
よそごとではなく、安心は出来ません。

東南海地震の時、堤防が壊れたら話は別。
何メートルかは水没するかもしれないと思います。
2階の床上浸水くらいはありえるかも。
おそらく3階以上は大丈夫とは思うのですが、根拠はありません。
当院の電子カルテ用予備サーバーは3階に置いてあります。

また、水位が下がるまで孤立します。
家から出られなくなりますので、各家庭が孤立。
橋が全部落ちた場合には、救援部隊はすぐには来られなくなり地区が孤立します。
1週間程度の水・食料・カセットコンロと予備ガスボンベ、
ラジオ、ライト、乾電池、手回し充電器などの備蓄が必要ですね。
各家庭で避難経路、集合場所、連絡方法などの避難訓練・シミュレーションを
繰り返し徹底しておきましょう。

山口県内のサービスエリアで売っているご当地もの。
夏みかんサイダー。
運転中に飲めば目が覚めます。
P1150157.JPG
★インフルエンザ情報
6月3日更新の情報では
警報レベルは北海道と沖縄。
注意報レベルは青森と佐賀県です。
広島はほぼ収束ですね。

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