ブログ

喘息で受診するときには

2011年07月10日 , 

梅雨が明けたというのに
カープは梅雨入りのまま。
巨人に追い越されてしまいました。
カープにも早く梅雨明けしてもらいたいですね。
昨日は冷房つけずに扇風機だけでテレビ観戦していたのですが
やっぱり暑かったです。
負けたのでよけいにぐったり。

喘息を心配して受診される方は多いです。
咳が長引いているので喘息では? と。
本日のお勉強は 喘息の診断アプローチ

最近買って読んだ本 宇宙兄弟14
子ども達にも安心して読ませることのできる本です。
P1150472.JPG
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

本日のお勉強
気管支喘息 ~診断へのアプローチ~
日本医師会雑誌2011年6月号
熊本大学大学院呼吸器病態学 興梠 博次 先生
要点
喘息の診断と進め方 の中で
紹介しておいたほうがいいかな、と思う部分だけ抜粋しました。

受診時に症状がない患者の診断は容易ではない。
呼吸機能異常がなくても喘息を疑えば治療をおこなうべきである。
・夜間早朝の咳、咳の持続
患者が夜間の咳を訴える場合、喘息が隠されていることがある。
喘鳴がある場合は喘息が存在する。
・かぜをひきやすい、症状が変動する
喘息は安静時でも出現し消失する。
このように症状が変動すること、とらえにくいことが喘息の特徴である。
かぜをひきやすい、と訴える患者に、急性上気道炎ではなく軽い喘息のことがある。
この患者は少量の吸入ステロイドでコントロール可能である。
・咳の音や笑い声
咳をする時、笑うとき、とりわけ笑い終わるときに声が濁る症例がある。
その場合は喘息が悪化している。

喘鳴とは、喘息発作でヒューヒュー、ゼイゼイ言っていることです。
息苦しさと喘鳴があれば喘息の診断は非常に簡単ですが、
来院時(昼間)は無症状、診察しても何の所見もないことも多いです。
咳だけでなくヒューヒュー言っていたかどうか、
ぜひ診察時にお話ください。
そこは診断の大きなポイントです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です