喘息で受診するときには
梅雨が明けたというのに
カープは梅雨入りのまま。
巨人に追い越されてしまいました。
カープにも早く梅雨明けしてもらいたいですね。
昨日は冷房つけずに扇風機だけでテレビ観戦していたのですが
やっぱり暑かったです。
負けたのでよけいにぐったり。
喘息を心配して受診される方は多いです。
咳が長引いているので喘息では? と。
本日のお勉強は 喘息の診断アプローチ
最近買って読んだ本 宇宙兄弟14
子ども達にも安心して読ませることのできる本です。
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。
本日のお勉強
気管支喘息 ~診断へのアプローチ~
日本医師会雑誌2011年6月号
熊本大学大学院呼吸器病態学 興梠 博次 先生
要点
喘息の診断と進め方 の中で
紹介しておいたほうがいいかな、と思う部分だけ抜粋しました。
受診時に症状がない患者の診断は容易ではない。
呼吸機能異常がなくても喘息を疑えば治療をおこなうべきである。
・夜間早朝の咳、咳の持続
患者が夜間の咳を訴える場合、喘息が隠されていることがある。
喘鳴がある場合は喘息が存在する。
・かぜをひきやすい、症状が変動する
喘息は安静時でも出現し消失する。
このように症状が変動すること、とらえにくいことが喘息の特徴である。
かぜをひきやすい、と訴える患者に、急性上気道炎ではなく軽い喘息のことがある。
この患者は少量の吸入ステロイドでコントロール可能である。
・咳の音や笑い声
咳をする時、笑うとき、とりわけ笑い終わるときに声が濁る症例がある。
その場合は喘息が悪化している。
喘鳴とは、喘息発作でヒューヒュー、ゼイゼイ言っていることです。
息苦しさと喘鳴があれば喘息の診断は非常に簡単ですが、
来院時(昼間)は無症状、診察しても何の所見もないことも多いです。
咳だけでなくヒューヒュー言っていたかどうか、
ぜひ診察時にお話ください。
そこは診断の大きなポイントです。
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